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プジョー、新型マシン「2008 DKR」で2015年にダカールラリー参戦

ドライバーにカルロス・サインツ、シリル・デプレを起用

ハッチバックスタイルのシルエットが公開された新型マシン「2008 DKR」
2014年3月26日(現地時間)発表

プジョーが25年ぶりにダカールラリーに参戦

 オートモービル・プジョーは3月26日(現地時間)、2015年のダカールラリーに参戦すると発表した。

 プジョーがダカールラリーに出場するのは、1990年に優勝を果たした「405 T16 Grand Raid」以来、25年ぶり。参戦体制は、2013年の「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2013」をコースレコードの樹立によって制したプジョー・スポール、レッドブル、トタルが協力体制を維持してチームを結成。ドライバーにはカルロス・サインツ、シリル・デプレの両選手が起用される。

 参戦車両は、同社のコンパクトクロスオーバー「プジョー 2008」がベースとなる新型マシン「2008 DKR」。このニューマシンの詳細は、4月20日から開催される北京モーターショーで発表予定とのこと。

WRC(世界ラリー選手権)で数多くの勝利を記録し、ダカールラリーでも2010年に優勝しているカルロス・サインツ(Carlos Sainz)選手
モト部門ではダカールラリーで5回の優勝経験を持つシリル・デプレ(Cyril Despres)選手

 この参戦について、プジョーブランド CEOのマキシム・ピカ氏は「2013年のパイクスピークでの優勝は、プジョー・スポールがトタル、レッドブルとの協力で成果を挙げる可能性を示した特別な瞬間でした。あの優勝が今後のモータースポーツプログラムを計画するきっかけとなり、導き出されたのがダカールラリーへの復帰だったのです。今回は複数年にわたり関与していく予定です。新たなマシンのベースにプジョー 2008を選んだのは、最新のクロスオーバーモデルとして知られているためであり、2008 DKRの開発は私たちにとって明確な選択でした。ダカールラリーが非常にチャレンジングなイベントであることは承知していますが、最初の参戦となる2015年ではこのマシンで優勝を目指します」とコメントしている。

(編集部:佐久間 秀)