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NEXCO西日本、山口県にある中国自動車道 美東SA(上り、下り)を4月23日10時にリニューアルオープン
中国道 下りは本州最後の、上りは本州最初のサービスエリア
(2014/4/22 17:53)
NEXCO西日本(西日本高速道路)は4月23日10時に、中国自動車道 美東SA(サービスエリア)を上り、下りともにリニューアルオープンする。NEXCO西日本は、複合型商業施設を持つSAを「PAVARIE(パヴァリエ)」、地元産品を活かしたSAを「Advanced AREA(アドヴァンスド エリア)」、ちょっとした休憩に用いるPA(パーキングエリア)を「モテナス」として展開しているが、美東SAはAdvanced AREAに分類される。中国道を本州から九州に向かった場合は本州最後のSA(逆は本州最初)となることから、建物を全面的に建て替えるなどのリニューアルが行われた。
施設の概要は、店舗棟が上下線 各1280m2。お手洗い棟が各351m2。店舗面積は約1.3倍、お手洗いは約1.5倍に広がる。美東SAは、中国道開通にあわせ1974年に山口県美祢市にオープン。何度か改装が行われているが、全面的に建て替えられるのは今回が初めて。ゴールデンウィークに間にあうように店舗棟、お手洗い棟をリニューアルオープンし、今後は駐車場の拡張やスタンドの移設、EV(電気自動車)用急速充電器の設置などの工事が行われていく。グランドオープンは、年内を予定している。
リニューアルオープンに先立つ22日、報道陣や関係者向けに美東SAの内覧会が開催された。
主催社代表として挨拶に立ったのは、NEXCO西日本 取締役兼常務執行役員 桑田俊一氏。桑田氏は、来賓への挨拶を行った後、美東SAの立地条件について説明。美東SAの特徴として、自治体が活用できる多目的スペースを初めて設置したことなど、その意義について語った。桑田氏の後は、山口県知事の代理として副知事 藤部秀則氏と、地元美祢市市長 村田弘司氏が祝辞を述べた。とくに村田美祢市市長は、多目的スペースを使って地元の特産品などを訴求していきたいとの希望を述べ、中国地方の大動脈に、地元を訴求する場所ができるのを歓迎しているようだ。施設の詳細については、NEXCO西日本 山口高速道路事務所長 相馬俊一氏より紹介されたが、本記事では以下に写真で紹介していく。
美東SAは、日本最大のカルスト大地「秋吉台」や鍾乳洞「秋芳洞」がある山口県美祢市に位置する。そのため、店舗棟は自然環境を表す「水と大地の調和」をコンセプトにデザイン。ユニバーサルデザインを採り入れており、駐車場から店舗に入る際の段差もなくすなど、バリアフリーにも配慮されている。