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ボルボ、独自システムの自動運転車を発表

持続可能なモビリティのための自動運転

2015年2月19日発表(現地時間)

ボルボ、クラウド技術を組み合わせた自動運転車を開発

 ボルボは2月19日(現地時間)、同社が進める自動運転車のプロジェクト「ドライブ・ミー:持続可能なモビリティのための自動運転」において、独自のシステムを搭載した自動運転車を公開。

 ボルボが進めるプロジェクト「ドライブ・ミー:持続可能なモビリティのための自動運転」では、一般の顧客が所有する100台の自動運転車を2017年までにスウェーデンのイェーテボリ市周辺の一定の公道で走らせるという目標を掲げている。

 今回、ボルボが設計した自動運転システムは、車両のセンサー、オートブレーキやステアリングシステムのほか、クラウドベースの測位システムなどから構成される。また、複数のレーダー、カメラやレーザーセンサーを組み合わせることにより、正確な測位情報と自車周囲の360°ビューを生みだす技術を開発。実際の交通環境の中で、移動しているものと静止しているものをリアルタイムに描き出すという。

センサーを組みあわせて、自車周囲の360°ビューを作り上げる

 ボルボの技術スペシャリスト、エリック・コーリン氏は「この実証実験が動き出せば、自動運転車を実際の交通環境下で実現することに際して、有益な情報が得られます。また、自動運転車が持続可能なモビリティにどのように貢献できるかを調査することも可能となります」と述べている。

自動運転のイメージ

(椿山和雄)