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SPKと谷川油化、高付加価値商品を扱う新ブランド「TCL ADVANCE」

第1弾商品の自動車用高性能ブレーキフルードを10月26日発売

2015年10月26日発売

ULTIMATE PERFORMANCE SERIES「Premium」:4500円(1L缶:税別)

ULTIMATE PERFORMANCE SERIES「Competition」:6000円(1L缶:税別)

10月26日発売の「TCL ADVANCE」第1弾商品である「Premium」(税別4500円。写真左)と「Competition」(税別6000円。写真右)

 SPKと谷川油化興業は、オートケミカル用品の新ブランド「TCL ADVANCE」を共同事業として立ち上げ、ブランド第1弾商品となる自動車用高性能ブレーキフルード「ULTIMATE PERFORMANCE SERIES」の2製品を10月26日に発売する。価格はDOT5.1規格をクリアする「Premium」が4500円(1L缶:税別)、競技専用品となる「Competition」が6000円(1L缶:税別)。

 TCL ADVANCEはスポーツ走行からサーキットでの競技など、過酷な使用環境下でも最大限のパフォーマンスを発揮できる製品として開発される高付加価値商品をラインアップする新しいブランド。第1弾商品となる自動車用高性能ブレーキフルードのULTIMATE PERFORMANCE SERIESは、入念な市場調査やプロドライバーによる実戦テストのなかで計測されたデータを使って開発を実施している。

 DOT5.1規格をクリアするPremiumは、ウェット沸点188℃で高負荷のスポーツ走行時にもブレーキ操作時のペダルタッチを長時間に渡って変化を少なく持続。また、ブレーキリリース時のダイレクトなペダルフィーリングも商品特徴としている。さらに-40℃動粘度が「768cSt」となる高度な低温流動性を持ち、厳冬下でもABSとの良好なマッチングを発揮する。

 競技専用品となるCompetitionはドライ沸点327℃を誇り、サーキットでのレースやタイムアタックなどのハードブレーキングによる極端な温度環境下で最大のパフォーマンスを発揮。ウェット沸点は212℃で、剛性の高いブレーキタッチを持続する。また、競技専用品ながらDOT/JIS規格品と同じグリコールエーテル系ベースの原材料を基材として配合しており、半世紀以上にわたって各種ブレーキフルードを扱ってきた谷川油化の安定した製品開発力が生かされている。

 なお、TCL ADVANCEブランドでは2016年春に第2弾製品となるクーラントのリリースも予定している。

谷川油化の本社工場で充填作業が行われる自動車用高性能ブレーキフルード「ULTIMATE PERFORMANCE SERIES」

(編集部:佐久間 秀)