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富士スピードウェイ、4K解像度のカメラ&ディスプレイを国内初導入した改修後の管制室を公開

電子ズームのフルHD切り出し再生で車両特定を短時間化

2016年3月5日 開催

富士スピードウェイのピットビル2階に設けられた管制室。SUPER GTでは20〜25人程度が業務を行なう

 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)は3月5日、全面改修を行なった新しい管制室を報道陣向けに公開した。

カメラや管制室
カメラ配置図
上が4K、下がフルHD解像度のディスプレイ

 これまで富士スピードウェイの管制室はコントロールセンター1階に設けられていたが、今年度から2階に移動。部屋の床面積を拡大したことによって収容人数を増やし、よりスムーズなレース運営を可能にするという。

 新しい管制室には、24時間稼働に対応したパナソニック製の49インチ フルHDディスプレイ「TH-49LF8J」14台のほか、2台の4Kテレビなど合計81台が設置される。

 コース監視システムには日本国内のサーキットで初となる「4Kコース監視システム」を導入。「第1コーナー」「アドバンコーナー」「ダンロップコーナー」「パナソニックコーナー」の4カ所に、パナソニック製4Kカメラ「VARICAM 35」が設置される。撮影した4K映像は10時間の長時間記録が可能となっているほか、電子ズームによりフルHDでの切り出し再生にも対応。車両の特定を容易にしている。

従来のカメラ映像。車両やゼッケンの特定に時間を要したという
フルHDカメラによる映像
ダンロップコーナーの4K映像
最終コーナーに設置された4Kカメラによる映像。ディスプレイはフルHD
画像の切り出しが可能
ここまで電子ズームしても鮮明で、ゼッケンの数字も読める

 通常のコース上カメラはフルHD収録で、HD-SDI規格対応のミカミ製「HD-113」に変更。24時間の長時間録画が可能なほか、電子ズームによる切り出し再生も可能となっている。設置台数も従来の29台から1台増え、計30台体制となった。

 レースのスタート監視などを行なうカメラも、パナソニック製フルHDIPカメラ「WV-SW598J」とすることでフルHD解像度に対応。ピット入口付近やピットロードの管制にも利用される。ピット上に8台、グランドスタンドに1台、Aパドックに1台の計10台が配置されている。

任意の場所にズーム可能
コース委員長席にある制御盤。カメラ選択や再生制御が可能
操作はタッチパネルで行なえる
ズームやコマ送りにはこちらのコントローラーを使用
「自動トップ追い制御」も採用
レースオペレーションの制御卓。スタートシグナルやレッド、イエローフラッグなどのコントロールが行なえる

(安田 剛)