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トヨタ、「100年メーター」装着の木製コンセプトカー「SETSUNA」
4月12日~17日開催のミラノデザインウィーク2016に出展
(2016/3/31 20:33)
- 2016年3月31日 発表
トヨタ自動車は3月31日、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク(会期:4月12日~17日)に出展するコンセプトカー「SETSUNA」を公開した。
SETSUNAは、家族と時を刻む「100年メーター」を装着するなど、クルマを新しさだけを追い求める工業製品として捉えるのではなく、「愛」が付く工業製品として愛着を持って労り手をかけて受け継いでいくことで、家族だけの新たな価値のある財になっていくとの考えを具現化したコンセプトカー。
パワートレーンは電動モーターを採用。ボディサイズは3030×1480×970mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは1700mm、乗車定員は2名となる。
コンセプトカーはクルマとしての基本である、走る・曲がる・止まるといった性能も装備するため、構成部品となる木材も適材適所の樹種を選択。フレームは高い剛性を保つ「樺」、フロアは強度が高く耐久性に優れた「欅」、シートには木肌がなめらかな「栓」を使用した。
外板は、木目の鮮やかさや趣き、材質の柔らかさから「杉」を採用。「杉」の外板は、丸太の中心に向かって切断した「柾目」、丸太の中心から適度にずらして切断した「板目」の2パターンを製作して木目の美しさを表現した。
そのほか、ホイールキャップやステアリングホイール、シートなどの構成素材にアルミニウムを採用。木々との調和を図り、美しいコントラストを表現した。