「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」開幕、佐藤琢磨ら日本人選手が出場 |
世界的なモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が7月3日(現地時間)、英国ウェスト・サセックス州のグッドウッドで開幕した。
フェスティバル・オブ・スピードは、グッドウッドの領主であるマーチ卿が1993年から開催しているモータースポーツイベントで、350台にのぼるレーシングマシンが集結する。メインイベントは約1.86kmのコースを使ったヒル・クライムで、19世紀から21世紀にかけての様々なレーシングマシンやスーパーカーが走行する。ドライバーも往年の名選手から現役チャンピオンまでが勢揃いし、今年はF1のジェンソン・バトン選手やルイス・ハミルトン選手、WRCのセバスチャン・ローブ選手らがハンドルを握る。
開幕2日目となる7月4日、レーサーの佐藤琢磨選手、中嶋一貴選手らがヒル・クライムに出場し、迫力ある走行を見せた。
佐藤選手が乗ったのは1988年のF1マシン「ベネトン・フォードB188」。同選手は「10代の、F1にあこがれていた頃のマシンで、どんなマシンかよく覚えていますし、こんなマシンに乗るのが夢でした」と語っている。時折底面から火花を散らす激しい走りを見せた。
ベネトン・フォードB188を駆る佐藤琢磨選手 |
また、F1ウイリアムズ・チームの中嶋選手は2007年のウィリアムズ・トヨタFW29を走らせた。これはフェスティバル・オブ・スピードにおいて行われている「F1におけるフランク・ウィリアムズの40年」と題したトリビュートの一環。5日には歴代ドライバーが集結し、同氏のF1生活40周年を祝う予定。
このほかスーパーバイクの加賀山就臣選手、玉田誠選手も出場した。
(編集部:田中真一郎)
2009年 7月 6日