ダンロップファルケンタイヤは、同社従来品と比べ、転がり抵抗を約20％低減し、低燃費性能を向上した「ENASAVE（エナセーブ） EC202」を、10月より順次発売する。サイズは全64サイズで価格はオープンプライス。

　ENASAVE EC202は、新開発の「EC202用コロエネゴム」と「低発熱ベース」を採用することで不要な発熱を抑制し、タイヤの基本性能を高いレベルで保持したまま、転がり抵抗を従来比で20％低減。JC08モード燃費試験で、3.6％の燃費向上を実現したと言う。

軽自動車、コンパクト用「ENASAVE EC202」。トレッドパターンが異なる	同社EC201と比較し、転がり抵抗を20％低減し、JC08モード燃費で3.6％向上した	マルチ変性SBR(スチレンブタジエンラバー)の採用で、無駄な動きをなくし発熱を抑えるコロエネゴムと、二層構造としたトレッドゴムのベース部に発熱の少ない天然ゴムを採用した低発熱ベース

　また、65～80偏平の高偏平サイズでは、サイドウォールを2層化することで、乗り心地をしなやかにし、高い操縦安定性を確保。トレッドパターンは、独自のデジタルローリングシミュレーション技術により導き出された新パターンで、タイヤ幅が狭い軽自動車やコンパクトカー用サイズには、パターン剛性の低下を抑えるため、専用パターンを開発している。

高偏平サイズでも乗り心地と操縦安定性を両立する2重サイドウォールと、ウェットでもドライでも性能を確保するトレッドパターン	軽自動車などに使われる175サイズ以下の細身のタイヤには専用のトレッドパターンを採用する

■発売サイズと発売時期