後席シートベルト、着用率は微増も依然として低水準
JAF「シートベルト着用状況全国調査」より



 JAF(日本自動車連盟)は11月12日、「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表した。10月1日~10月14日の間、自家用乗用車ユーザーを対象に、警察庁と共同で行ったもの。全国の一般道779カ所、高速道等104カ所で、目視および聞き取りにより調査した。サンプル数は、一般道が運転席30万3078名、助手席5万7139名、後部座席5万5563名、高速道等が運転者5万5276名、助手席2万202名、後部座席1万3470名。

 結果は次のとおりで、

 一般道高速道等
運転者96.6%(0.7%増)99.2%(0.2%増)
助手席90.8%(1.6%増)96.9%(0.5%増)
後部座席33.5%(2.7%増)63.4%(0.9%増)

 2008年は全席シートベルト着用義務化によって、後部座席の着用率が大幅に跳ね上がった(一般道+22%、高速道等+49%)が、2009年は微増にとどまった。後部座席の着用率は、依然として前席より低いことが分かる。

(編集部:田中真一郎)
2009年 11月 12日