フォルクスワーゲン グループ ジャパンは11月17日、ゴルフのワゴンボディーである「ゴルフ ヴァリアント」をモデルチェンジし、発売した。1.4リッターターボと1.4リッターターボ＋スーパーチャージャーエンジン、そして2.0リッターターボを搭載した3つのグレードを用意。トランスミッションには、7速と6速のデュアルクラッチATを組み合わせる。全グレードで燃費を向上し、エコカー補助金対象車となっている。価格は272万円～383万円。

　新型ゴルフ ヴァリアントでは、4月に発売された新型「ゴルフ」に準じたデザインを、内外装に採用。新しいフォルクスワーゲンデザインであるシンプルで明快なフロントフェイスに、細部まで作り込まれ、よりシャープなイメージを与えるバイキセノンヘッドライトを装備。インテリアでも、オーディオパネルと連動したエアコンコントローラーや、レザー3本スポークステアリング、ソフトなダッシュボードなどを採用している。またフロントガラスには遮音性の高いシートを挟み込み、ブロワーの音を抑え込むなど、より静粛性の高い室内空間を実現している。

ゴルフ ヴァリアント エクステリアイメージ		インテリア

　グレードは、1.4リッターターボエンジンに7速デュアルクラッチATを組み合わせた「TSI Trendline（トレンドライン）」と、1.4リッターターボ＋スーパーチャージャーエンジンに7速デュアルクラッチATを組み合わせた「TSI Comfortline（コンフォートライン）、そして2.0リッターターボエンジンに6速デュアルクラッチATを組み合わせた「2.0TSI Sportline（スポーツライン）」をラインアップする。

TSI Trendline（トレンドライン）	TSI Comfortline（コンフォートライン）
2.0TSI Sportline（スポーツライン）	リアビュー（TSIコンフォートライン）

　TSIトレンドラインでは、10・15モード燃費で先代比＋11％となる16.8km/Lを実現。TSIコンフォートラインで16.2km/L、2.0TSIスポーツラインで12.2km/Lとすべてのグレードで燃費を向上している。

　装備面では、TSIコンフォートラインと2.0TSIスポーツラインにバイキセノンヘッドライト、オートライトシステム、ダイナミック／スタティックコーナリングライト、フォグランプを装備するほか、2ゾーンフルオートエアコンを標準装備。2.0スポーツラインでは、シートをレザーとし、運転席には8ウェイパワーシートを採用。ステアリングはマルチファンクションタイプとなり、スポーツサスペンション、225/45R17タイヤ＋17インチアルミホイールが装着される。また、全車に新メンテナンスプログラム「Volkswagen Professional Care」が付帯される。

10スピーカーのオーディオシステムを標準装備。外部入力端子も付き、MP3/WMA再生にも対応	TSIトレンドラインにはセミオートエアコンディショナー（温度自動調整、風量手動調整）を装備
2.0TSIスポーツラインにはレザーシートを装備。標準となるチタンブラックのほか、受注生産でコーンシルクベージュも選べる
後席のセンターアームレストを倒すとラゲッジルームとつながる	後席は6:4分割可倒式で、ダブルフォールディングタイプ
ラゲージネットパーティションにより、急ブレーキ時などにラゲッジの荷物がキャビンに飛び込んでくるのを防ぐ	ラゲッジのプライバシーを守るスライディングカバー
後席を倒すことで広いラゲッジスペースが完成する
オプション装備の電動パノラマスライディングルーフ	運転席/助手席フロントエアバッグ、前席/後席サイドエアバッグ、サイドウインドー全体を覆うカーテンエアバッグの、合計8個のエアバッグを標準装備