日産、銀座で電気記念日にちなんだEV「リーフ」のイベント
30日にリーフについて新発表

リーフのパワートレーンとバッテリーの展示

2010年3月24日~29日
東京 日産自動車 銀座ギャラリー



 日産自動車は、東京 銀座の同社ショールーム「銀座ギャラリー」で、同社の電気自動車(EV)「リーフ」を紹介するイベントを開催する。期間は3月24日~29日。

 これは、3月25日の「電気記念日」に合わせ開催されたもの。リーフの実車こそないものの、リーフのパワートレーンやリチウムイオンバッテリー、EVが走る街のジオラマなどを展示し、リーフと、EVのある社会について解説している。

日産 銀座ギャラリーギャラリー内の様子EVが走る街のジオラマ。実際にEVの模型が走行している
ジオラマの細部。EVだけが走行できる専用レーンこちらは走行しながら給電できるレーン自然エネルギーを利用した急速充電設備
非接触充電器EVとリーフについての説明パネル

 電気記念日とは、1879年3月25日に日本で初めて電気灯が灯ったのを記念して制定された日。その後、1882年に銀座ギャラリーにほど近い銀座2丁目に日本初の電気街灯が設置され、これが一般の人々に初めて供された電気灯だったと言う。

 この日本初の電気街灯をイメージしたアーク灯をギャラリー内に設置し、リーフのバッテリーで点灯するデモも行われる。このアーク灯が正式に点灯されるのは25日11時。リーフのバッテリーはこれを120時間点灯させ続けることができるのだが、25日11時から120時間経過した30日11時には、日産自動車がリーフについて新しいニュースを発表するとの説明がある。つまりこのイベントは、30日の発表に向けたティザー・キャンペーンでもあるのだ。

 30日の発表の内容は明らかになっていないが、リーフは全世界で本格的に一般ユーザーへの販売が予定されている車両。価格や発売日に注目が集まるところだが、その前に今一度、EVについて知っておくにはよい機会と言えるだろう。

リーフのバッテリーで点灯するアーク灯。アーク灯からバッテリーにケーブルがつながっている。正式には25日11時から点灯されるが、24日は報道関係者のために点灯されていた
アーク灯の電源となるリーフのバッテリーこちらはパワートレーン展示のリーフのバッテリー。ケース内に4つのラミネート型セルが入っているのが分かる128年前に銀座2丁目に登場したアーク灯
リーフのバッテリーが切れる30日11時に、日産から新たな発表があることがアナウンスされている

(編集部:田中真一郎)
2010年 3月 24日