フィアット、今年で30周年を迎えるコンパクトカー「パンダ」をリニューアル
標準グレードのパンダと上級グレードのパンダ-マキシ

パンダ-マキシ。ボディーカラーは新色のマゼンタレッド

2010年4月3日発売
172万円、192万円



 フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、今年で30周年を迎えるコンパクトカー「パンダ」2モデルをリニューアルし、4月3日から発売する。発売されるのは標準グレードのパンダと上級グレードのパンダ-マキシで、価格は前者が172万円、後者が192万円。いずれもハンドル位置は右のみ。

 パンダ、パンダ-マキシともに新デザインのフロントグリル、電動調整式ドアミラー、メーターパネルが与えられたほか、パンダはホイールキャップを、パンダ-マキシは14インチアルミホイールをリニューアルした。さらにパンダ-マキシのみ新色のルーフレール、スカイドーム(電動サンルーフ)、リアパーキングセンサー、フルオートエアコン(ダスト・ポーレンフィルター付)を装備する。

 ボディーカラーは従来モデルで用意されていたニューバティックオレンジ、ライトグレーを廃止し、バニライエロー、ニューオリンズブルー、ラグーンブルーにボサノバホワイト、マゼンタレッドを加えた全5色を用意する。

 ファブリックシートのカラーは、従来は2色を設定していたが、グレー/イエロー、グレー/ブルー、グレー/バローロバイオレットの3色から選択できるようになった。オレンジ/グレーのコンビネーションは廃止した。

 エンジンや車体寸法といった基本コンポーネントは従来モデルと同様で、直列4気筒SOHC 1240ccエンジンにATモード付5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」を介して前輪を駆動させる。最高出力は44kW(60PS)/5000rpm、最大トルクは102Nm(10.4kgm)/2500rpm。

 ボディーサイズは3535×1590×1535~1570mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2300mm。重量はパンダが960kg、パンダ-マキシが980kg。

 なお、パンダシリーズはエコカー補助金(環境対応車への買い換え・購入に対する補助制度)の対象車で、車齢13年超の廃車を伴う場合は25万円の補助を受けられる。

(編集部:小林 隆)
2010年 4月 1日