日産自動車は、SUV「エクストレイル」をマイナーチェンジし7月16日に発売する。価格は223万9650円～313万9500円。

　今回のマイナーチェンジでは、ポスト新長期規制（平成21年自動車排出ガス規制）に適合するクリーンディーゼル搭載車の2.0GTに、国産乗用車として初めてのATモデルを追加。エンジン仕様などに変更はない。

　また、同日オーテックジャパンはエクストレイルをベースとする特別装備車「エクストレイル エクストリーマーX」を発売。価格は、261万7650円～343万3500円。

●エクストレイル

●エクストレイル エクストリーマーX

　エクストレイルのボディーサイズは、4635×1790×1685～1785mm（全長×全幅×全高）ホイールベースは2630mm。ボディーカラーには、バーニングレッド、ダイヤモンドブラック、ブレードシルバー、ヒマラヤンカーキ、スチールブルー、ブリリアントホワイトパール、リリアントシルバーの7色が用意される。

20S
20X
25X
20GT（6速AT）

バーニングレッド（ハイパールーフレールはメーカーオプション）
ブリリアントホワイトパール
ブリリアントシルバー
ブレードシルバー
ヒマラヤンカーキ
スチールブルー
ダイヤモンドブラック

　エクステリアに関しては“タフギア感”をより強調するため、フロントグリル、フロントバンパー、ヘッドランプの形状変更を行ったほか、リアコンビネーションランプをLEDとし、17インチアルミホイールのデザイン変更を行っている。

フロントグリルやフロントバンパーの形状を変更	ヘッドランプ形状も変更された	LED化されたリアコンビネーションランプ
新デザインとなった17インチアルミホイール	20Sのみフルホイールカバー付き16インチホイール	20GTは18インチアルミホイールを装備

　インテリアに関しては、メーターの大径化が図られたほか、メーターパネル中央部に車両情報ディスプレイを搭載。急な坂道を下る際の車速制御装置「ヒルディセントコントロール」を「アドバンスドヒルディセントコントロール」へと進化。従来は約7km/hにしか抑制できなかったが、任意の車速に設定可能となった。

メーターパネル中央部には車両情報ディスプレイが装備された	車両情報ディスプレイには瞬間燃費や航続可能距離、メンテナンス情報などが表示される
車速設定が可能となったアドバンスドヒルディセントコントロール	20S以外は上り坂での発進を容易にするヒルスタートアシストも装備	保温保冷機能の付いたグローブボックス

■エクストレイル エクストリーマーX
　オーテックジャパンのエクストリーマーXは、エクステリアをよりワイルド志向にしたモデル。フロント部にはフロントオーバーライダーとフロントアンダーカバー、専用大型フロントフォグランプを装備し、リアまわりにはリアアンダーカバーをを装備する。

　フロントオーバーライダーの装備により、エクストレイル エクストリーマーXのボディーサイズは、全長が30mm延び4665mmに。そのほかのサイズはベース車と同様となる。ボディーカラーは、バーニングレッド、ダイヤモンドブラック、ヒマラヤンカーキ、ブリリアントホワイトパール、ブリリアントシルバーの5色で、それぞれのグレードにパナソニック製HDDナビを標準搭載するプラスナビHDDが設定される。

エクステリアをよりワイルド志向にしたエクストリーマーX	フロントバンパー部にはフロントオーバーライダーとフロントアンダーカバーを装備
アンダーカバーはリアにも装着される	マッドカードも、フロント、リアともに装備される