日産、車両周囲の移動物を自動検知する「移動物検知機能」を開発
ディスプレイ表示とブザーによってドライバーに警告

移動物検知(MOD:Moving Object Detection)機能は4個の広角高解像度カメラとディスプレイで構成

2010年7月26日発表



 日産自動車は7月26日、自車周辺の移動物を検知して運転者に知らせる「移動物検知(MOD: Moving Object Detection)機能」を開発したと発表した。

 MOD機能は、同社の駐車・運転視界支援システムである「アラウンドビューモニター」の新機能として開発されたもので、停車中や発進/後退時に自車周辺に移動物があるとそれを検知し、ディスプレイの表示とともにブザーでドライバーに知らせるというもの。これにより駐車スペースからの発進時や、見通しの悪い交差点への進入時などにドライバーの視界を確保でき、見落としによる事故などの抑制に期待がかかる。

 システムは、従来のアラウンドビューモニターで使われる4個の広角高解像度カメラとディスプレイで構成。MOD機能は独自の画像認識技術をさらに発展させたものとしており、新たにセンサーなどは追加していないと言う。

停車中はトップビュー画面とブザーで警告
前進時はフロントビュー画面とブザーで警告
後退時はリアビュー画面とブザーで警告
MOD機能はフロント、サイド、リアに設けられる4個の広角高解像度カメラとディスプレイで構成される

(編集部:小林 隆)
2010年 7月 26日