ルノー、「コレオス」をマイナーチェンジ
新色を追加、ベースグレードの装備を充実させるなどの変更

新色ブルー アシエMをまとった「コレオス プレミアム」

2010年9月22日発売
319万8000円~359万8000円



 ルノー・ジャポンは9月9日、SUV「コレオス」のマイナーチェンジを発表した。新ボディーカラーの導入や、価格据え置きながら下位グレードの装備充実などが主な変更点で、9月22日より全国のルノー正規販売店で販売される。

グレード価格
コレオス ダイナミック319万8000円
コレオス プレミアム349万8000円
コレオス プレミアム グラスルーフ359万8000円

 全体の変更点は、ホイールデザインの変更、ボディーーカラーに新色4色が加わったこと、大型リアスポイラーの装備、Bloetooth機能付きオーディオの搭載の4点。

マイナーチェンジしたコレオス、フロントまわりのデザインに変更はなく、ホイールとカラーが相違点
リア側の変更点は、従来オプションだった大型リアスポイラーが標準装備された程度
新たに標準装備された大型リアスポイラー新デザインのホイール。タイヤのサイズに変更はない

 ボディーカラーは新たにシルバー系の「グリ アルジョン ウルトラM」、ダークグレー系の「グリ ラーヴM」、シャンパンゴールド系の「ベージュ ミネラルM」、薄いブルーの「ブルー アシエM」が加わり、従来から引き継いだ3色とともに合計7色展開となる。

ブランペルレMグリ ラーブMベージュ ミネラルM

 「コレオス ダイナミック」は従来のベースグレード「コレオス」の後継となる。従来は「コレオス」のみでグレード名称がなかったが、新たにグレード名称が付けられて区別がしやすくなった。

 装備の面では、上位グレードに搭載のワンタッチレバー式6:4分割可倒式リアシート、ルーフレール、リアセンターアームレスト内のカップホルダーとボックス、センターコンソール内のキャリーボックス、バックソナーが装備される。

 レザーシートやバイキセノンヘッドライトを標準装備とした上位グレードの「コレオス プレミアム」では、Arkamys3Dサウンド、USBデバイス接続装置が新搭載となり、インテリアではセンターコンソールやドアの一部トリムがカーボン調パネルへと変更された。

 グラスルーフを装備した「コレオス プレミアム グラスルーフ」は、「コレオス プレミアム」と同様の変更が行われる。

内装ではセンターコンソールのシフトレバーやオーディオまわりのパネルがカーボン調になったオーディオは新型に置き換わった。Bluetoothに対応するようになり、従来はボタンだけだった操作もダイヤルが加わるなど変更されたセンターコンソールだけでなくドアのパワーウインドースイッチ周りもカーボン調になった
細かいところではエアコンのルーバーに輝く装飾が施されたオーディオはUSBポートを新たに装備した。コンソール内の取り外せるボックスの形状も若干変更されているセンターコンソール部以外は変更点はほとんどない
レザーシートは「コレオス プレミアム」以上の装備となる運転席のシートはパワーシート、助手席の背もたれを前方向にたためる機能もそのままだ
リアシートもレザーアームレスト内にはカップホルダーが装備されるリアシートをワンアクションで折りたためるレバーが見える。マイナーチェンジでベースグレードにもこの機能を搭載した
リアゲートは上下分割式。下段に座ることもできる耐荷重性を持つエンジンは直列4気筒 DOHC 2.5リッターエンジン。従来モデルと変更点はない足回りや4WDの機構も従来モデルを踏襲する
メーターは大小計4つを見やすく配置しているバンパーの突起はバックソナー。今回よりベースグレードにもバック側だけ装備された

 それ以外の変更点はなく、日産と共同開発の直列4気筒DOHC 2.5リッターエンジンやCVTのトランスミッション、4WDシステム、ボディーサイズも変更なし。基本的なデザインなども従来と変わらない。

 なお、今回、ベースグレードの装備の充実は、価格を重視する顧客の要望に答えたもの。従来は全体の1割にも満たなかったというベースグレードの受注を、新たなベースグレードの「コレオス ダイナミック」によって拡大する狙いもあると言う。

(正田拓也)
2010年 9月 9日