フォルクスワーゲン、「ゴルフ トゥーラン」をフルモデルチェンジ エコカー減税75%に適合 |
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは11月22日、7人乗りコンパクトミニバン「ゴルフ トゥーラン」をフルモデルチェンジし、予約を開始した。発売は2011年1月11日。価格はTSI コンフォートラインが293万円、TSI ハイラインが339万円。
ゴルフ トゥーラン TSI コンフォートライン | ゴルフ トゥーラン TSI ハイライン | |
価格 | 293万円 | 339万円 |
乗車定員 | 7名 | |
サイズ(全長×全幅×全高)[mm] | 4405×1795×1670 | |
ホイールベース[mm] | 2675 | |
トレッド(前/後)[mm] | 1535/1510 | |
重量[kg] | 1580(スライディングルーフ装着車1610kg) | |
エンジン | 直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ+スーパーチャージャー | |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 103(140)/5600 | |
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 220(22.4)/1250-4000 | |
燃料消費率(10・15モード燃費)[km/L] | 14.6 | |
トランスミッション | 7速DSG | |
タイヤサイズ | 205/55 R16(6.5J×16スチールホイール) | 205/55 R16(6.5J×16 10スポークアルミホイール) |
今回のモデルチェンジにより、エントリーモデルの「TSI トレンドライン」が廃止され、新たに「TSI コンフォートライン」に名称を変更。上級グレードの「TSI ハイライン」はこれまでと同様となる。
エクステリアデザインは、ドアパネル以外のすべてを刷新。フロントまわりでは同社の新しいデザインDNAとなる水平基調のグリルやクロームトリムのラジエーターグリルを採用し、精悍さを強調。リアまわりではテールランプやテールゲートのデザインを一新したほか、ボディーサイドからテールゲートに続く横長の2分割テールランプを採用した。
TSI コンフォートライン |
TSI ハイライン | |
TSI ハイラインはバイキセノンヘッドランプを標準装備 | メーカーオプションで電動パノラマスライディングルーフを用意 |
先代モデルと同じくスーパーチャージャーとターボチャージャーで過給する1.4リッターツインチャージャー TSIエンジンを搭載するが、モデルチェンジに伴い日本の排ガス規制への最適化が図られ、エコカー減税(環境対応車普及促進税制)75%に適合。10・15モード燃費は先代モデルより3%向上して14.6km/Lとなり、平成22年度燃費基準+25%を達成している。
また、従来モデルでは最大トルクの発生回転数が1500rpmだったが、今回のモデルチェンジで1250rpmに引き下げられ、さらにスムーズかつ力強い発進加速を可能とした。トランスミッションはデュアルクラッチATの7速DSG(乾式)。
1.4リッターツインチャージャー TSIエンジン | 1.4リッターツインチャージャー TSIエンジンの性能曲線図 | トランスミッションは7速DSGを採用 |
インテリアは質感や快適装備の向上が図られた。コンフォートライン、ハイラインともにレザーステアリングホイール、オートライト、レインセンサー、自動防眩ルームミラーを装備し、さらにハイラインはアルカンターラとファブリックのスポーツシートや、フルカラーマルチファンクションインジケーター、パークディスタンスコントロール、オプティカルパーキングシステム、パドルシフトなどが与えられる。
安全装備面では、いずれのグレードもABSやESP、ブレーキアシストなどのほか、6エアバッグや全席3点式シートベルト、むち打ち軽減ヘッドレスト(運転席/助手席)を標準装備する。
シートバックテーブルは運転席と助手席それぞれに用意される | シーリングトレー | 2列目フロア下の収納 |
運転席と助手席に用意されるシートアンダートレー | 3列目サイドポケット(左側) | RNS 510パッケージに含まれるリアビューカメラ |
TSI ハイラインのフルカラーマルチファンクションインジケーター | TSI ハイラインのオプティカルパーキングシステム |
多彩なシートアレンジを用意する |
ラゲッジスペースのアレンジ | ||
TSI ハイラインのみ標準装備するダイナミックコーナリングライトのイメージイラスト | 横滑り防止装置「ESP」のイメージイラスト |
(編集部:小林 隆)
2010年 11月 22日