日産、「モコ」をフルモデルチェンジ
燃費・加速性能の進化とともに居住空間を拡大

新型モコ(ボディーカラーは専用色のモコベリー)

2011年2月15日発売
107万9400円~151万950円



 日産自動車は2月15日、軽乗用車「モコ」をフルモデルチェンジして発売した。価格は107万9400円~151万950円。

グレードエンジン変速機駆動方式価格
S直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)107万9400円
X116万3400円
X オーディオ&バックビューモニター付121万5900円
G直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ134万850円
G オーディオ&バックビューモニター付139万3350円
S FOUR直列3気筒DOHC 0.66リッター4WD119万7000円
X FOUR128万1000円
X FOUR オーディオ&バックビューモニター付133万3500円
G FOUR直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ145万8450円
G FOUR オーディオ&バックビューモニター付151万950円

 モコは、スズキ「MRワゴン」のOEMモデルで、「上質で心地よい私のための新しい空間」を商品コンセプトとした。

 エンジンは新開発の直列3気筒 DOHC R06A型エンジンを搭載し、GおよびG FOURは47kW(64PS)/6000rpm、最大トルク95Nm(9.7kgm)/3000rpmのターボエンジンを、S/S FOUR、X/X FOURは最高出力40kW(54PS)/6500rpm、最大トルク63Nm(6.4kgm)/4000rpmの自然吸気エンジンを搭載する。

 10・15モード燃費については、先代モコの2WD車(4速AT/自然吸気エンジン)が22.0km/Lだったのに対し25.5km/L(CVT/自然吸気エンジン)、4WD車(4速AT/自然吸気エンジン)が19.6km/Lだったのに対し23.0km/L(CVT/自然吸気エンジン)と、それぞれ向上した。

 これにより、全グレードともエコカー減税(環境対応車普及促進税制)に適合し、4WD車のG FOURを除き自動車取得税と自動車重量税が75%減税される。G FOURは50%減税。

 エクステリアデザインでは、フロントまわりの意匠がMRワゴンと異なり、横長のグリルとともに、シャープさと愛嬌さを兼ね備えたヘッドランプが与えられた。それに伴い、ボンネットのデザインもモコ独自のものとなる。

 ボディーカラーはスノーパールホワイト、ミルクティーベージュ、アロマティックアクア、カシミールブルー、アーバンブラウンに専用色モコベリーを加え、全6色を設定。

スノーパールホワイトミルクティーベージュアロマティックアクア
カシミールブルーアーバンブラウンモコベリー
エクステリアは広々とした室内スペースと品質感を感じられるデザインとした
シャープさとかわいらしさを表現したと言うヘッドランプドアミラーはターンランプを内蔵LED式ハイマウントストップランプ
G/G FOURが標準装備するアルミホイール。タイヤサイズは155/65 R14S/S FOUR、X/X FOURが標準装備するホイールカバー付きスチールホイール。タイヤサイズは145/80 R13

 インテリアでは、ピアノブラックフィニッシャー仕上げのセンタークラスターを採用するなど、モダンテイストなインストゥルメントパネルを装備。2425mmのロングホイールベースに先代モデルより180mm拡大した室内長、Aピラーアングルを立たせたことなどにより、開放感な居住空間と良好な視界を両立した。

 モコオリジナルの千鳥格子柄のファブリックシートが与えられ、フロントはベンチシートとしたほか、リアにスライド機構を備えることで、使い勝手と居住性に優れる。

 また、デザイン性の高いタッチパネル式オーディオは、4.3インチのカラーディスプレイを内蔵。iPodなどのデジタルオーディオプレーヤーと、USB経由での接続が可能なほか、バックビューモニター機能を内蔵する。X/X FOUR、G/G FOURグレードで装着車を選択できる。

Xグレードのインテリア。内装色はブラウン(ディスプレイ付CD一体AM/FMラジオ+バックビューモニターはオプション設定)X/X FOUR、G/G FOURはインテリジェントキー(運転席・助手席・バックドア感知、作動確認機能付)を標準装備
ディスプレイ付CD一体AM/FMラジオ+バックビューモニターチルトステアリングはX/X FOUR、G/G FOURに標準装備トランスミッションは全グレードCVT
モコオリジナルのファブリックシートリアシートスライドはX/X FOUR、G/G FOURに標準装備リアシートのリクライニングは全グレードとも可能
多数の収納スペースが用意される

(編集部:小林 隆)
2011年 2月 15日