コスモ石油、原油処理能力が約8割まで回復
他の製油所での処理能力を増強するほか、製品輸入の追加手当てで対応

2011年3月17日発表



 コスモ石油は3月17日、原油処理能力が東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)前の約8割まで回復すると発表した。

 同社の原油処理能力は、現在も続いている千葉製油所の火災により低下しているが、その不足分を補うため四日市製油所(三重県四日市)で日量5万バーレル、坂出製油所(香川県坂出市)で日量3万バーレル増強することを決定。

 さらに、3月に予定していた12万3000キロリットル分の軽油の輸出を取りやめて国内の供給に振り替えるとともに、ジェット燃料8万キロリットル、ガソリン原料5万3000キロリットルの追加輸入を決定し、合計25万6000キロリットルの国内向け供給量を確保した。

 これらにより、原油処理能力は地震前の約8割まで回復するとしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 3月 18日