JX日鉱日石エネルギー、関東地区の石油製品供給は改善の見込み
東北地区では陸上運送体制の強化

東北地区への供給体制

2011年3月28日発表



 ENEOSサービスステーションを展開するJX日鉱日石エネルギーは、3月28日10時現在の石油製品供給体制について(第9報)発表した。関東地方においては、震災前並みの供給が可能な体制に復旧したが、東北地方においては、ガソリン・灯油などの不足が生じているとしている。

 生産体制については、被災により停止中の仙台製油所、鹿島製油所の生産装置の損傷が大きいことから復旧の目途が立たず、再稼働には相当の時間を要するとし、生産能力低下を補うため、韓国からの石油製品輸入および他の石油会社からの製品購入等を実施している。また、輸出用石油製品の国内向けへの振り替えを行っている。

製油所操業状況

製油所名精製能力
(千B/D[バレル/日])
稼働状況出荷状況
室蘭180フル生産中通常出荷に加え、東北地方へタンカーで転送
仙台145被災により停止被災により停止。ただし仮設設備からわずかな量を出荷
鹿島252.5被災により停止在庫および西日本からの転送により通常出荷
根岸270フル生産に向け稼働率アップ中通常出荷に加え、東北地方にタンク車(鉄道)で転送
大阪115定期修理により停止
(4月13日まで)
輸出用の在庫を国内向けに振替出荷
水島400フル生産中通常出荷に加え、関東地区へタンカーで転送
麻里布127フル生産中通常出荷に加え、関東地区へタンカーで転送
大分136フル生産中通常出荷に加え、関東地区へタンカーで転送

 東北地方への供給体制については、「国、自治体が優先する先」「救命、救急に関わる先」を最優先としつつ、可能な限りガソリンスタンド(ENEOSサービスステーション)へ供給。北海道や関東からの製品の転送により供給量を確保するとともに、タンクローリー不足への対策として、西日本や北海道より東北地方(新潟を含む)へタンクローリーを投入(約150台を予定)し、陸上運送体制の強化を図ることで、供給の正常化を行う。

(編集部:谷川 潔)
2011年 3月 28日