NEXCO東日本、4月7日発生の地震による通行止めはすべて解除

2011年4月10日通行止め解除



 NEXCO東日本(東日本高速道路)は4月10日、4月7日23時32分ごろに発生した宮城県沖を震源とする地震に伴う、管轄高速道路内の通行止めをすべて解除したと発表した。

 NEXCO東日本は、揺れの大きかった路線、区間を通行止めにして緊急点検を実施。損傷個所の応急復旧が完了した区間から、順次通行止めを解除していた。

 4月8日に三陸自動車道 仙台港北IC(インターチェンジ)~利府JCT(ジャンクション、上下)、東北自動車道 古川IC~平泉前沢IC(上下)、東北自動車道 平泉前沢IC~水沢IC(下)で、4月9日に仙台東部道路 仙台東IC~仙台港北IC(上下)で通行止めが解除され、残りは東北自動車道 平泉前沢IC~水沢IC(上)のみとなっていたが、同区間も4月10日6時に通行止めが解除された。

 東北道 平泉前沢IC~水沢IC間(上り)は盛土構造個所において、盛土変状(道路路肩部の盛土が高さ約20m、長さ約30mにわたって崩れ)が生じるなど被害の大きかった区間で、復旧までに数日要する見込みとされていた。

 なお、常磐自動車道 いわき四倉IC~常磐富岡IC(上下)は原発避難区域のため、引き続き通行止めとなっている。

東北自動車道 平泉前沢IC~水沢IC(上)。左が4月8日明け方に撮影されたもの、右が4月10日未明に撮影されたもの

(編集部:小林 隆)
2011年 4月 11日