プジョー・シトロエン・ジャポンは、新型シトロエン「C4」を7月1日に発売する。

　2004年に初代が欧州で発売されたCセグメントサルーン。2代目となるこのモデルは、2010年10月のパリショーでデビューした。「エクスクルーシブ」と「セダクション」の2グレード構成となる。

　ボディーは5人乗り5ドアのみ。サイズは先代よりも35mm長く、15mm広く、10mm高くなった。これにより運転席付近では室内幅1457mmを確保。トランク容量は先代の352Lから380Lに拡大。6：4分割式リアシートを倒せば、荷室全長が1565mmとなるほか、エクスクルーシブは4人乗車のままスキーなどを積めるトランクスルー機能を備える。

　エンジンのラインアップは先代後期型と同じく、1.6リッター直噴ターボと1.6リッター自然吸気。しかしターボは最高出力が103kW（140PS）/5800rpmから115kW（156PS）/6000rpmへパワーアップされ、トランスミッションが4速ATから6速EGS（エレクトリックギアボックスシステム）に変更されている。

　インテリアはエクスクルーシブがファブリック、ダイナミカ、レザーのコンビネーション、セダクションがファブリック。先代のセンターメーターから、一般的なドライバー前のメータークラスターに変更された。フロントウインドーに遮音ラミネート加工を施すなど、静音性に配慮されている。

　全車標準でデュアルゾーンオートエアコンを装備する。カーナビは、ビルトインPNDやポップアップHDDカーナビが販売店オプションとして用意される。

　エクスクルーシブは超音波センサーで斜め後方の車両を検知し、ドアミラー内のランプで警告する「ブラインドスポットモニターシステム」、坂道発進時にブレーキを離しても2秒間ブレーキをかける「ヒルスタートアシスト」、エンジン停止で作動し、アクセルを踏み込むと解除される「エレクトリックパーキングブレーキ」、各駆動輪の滑りを検知して制御する「インテリジェントトラクションコントロール」、縦列駐車時に十分なスペースがあるかどうかを判断しマルチファンクションディスプレイに表示する「パーキングスペースセンサー」、フロントソナー、バックソナー、バイキセノンヘッドライト、アクティブランバーサポートなどを標準で搭載する。

　また、開口面積1.3m²のパノラミックガラスルーフもエクスクルーシブに標準装備。セダクションには17インチアルミホイールとセットの「パノラミックガラスルーフパッケージ」が17万円で用意される。

　またエクスクルーシブにはミストラルブラックレザーシートと前席シートヒーターが「レザーパッケージ」として25万円で用意される。

セダクション	エクスクルーシブ	パノラミックガラスルーフ
セダクション	エクスクルーシブ