BMW、新型「6シリーズ クーペ」の受注開始

6シリーズ クーペ

2011年8月5日受注開始
640iクーペ:933万円
650iクーペ:1235万円



 ビー・エム・ダブリューは8月5日、「6シリーズ クーペ」を発表。受注を開始した。納車は10月末からを予定している。価格は、「640iクーペ」が933万円、「650iクーペ」が1235万円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
640iクーペ直列6気筒 DOHC 3.0リッター ツインスクロールターボ8速AT2WD(FR)933万円
650iクーペV型8気筒 DOHC 4.4リッター ツインターボ1235万円

 新型6シリーズは、国内ですでにオープンボディーのカブリオレが導入されており、クローズドボディーのクーペでもカブリオレ同様に4.4リッター V型8気筒ツインターボの「650i」と、3リッター 直列6気筒ツインスクロールターボの「640i」をラインアップする。

クーペでは、BMWとして初めてとなるLEDヘッドライトを採用。スモール・ライト・リング、ハイビーム、ロービーム、フロント・ターン・インジケータ、フロント・サイト・マーカー、およびコーナリング・ライトすべてがLEDとなる。

 リアデザインにおいても、、BMW伝統のL字型リア・コンビネーション・ライトにLEDライト・バーを採用。トランク・リッドの輪郭およびナンバー・プレートまわりにスポーティなV型ラインを採用したことで、ダイナミックで美しいリア・ビューを演出したと言う。

 640iクーペには、最高出力235kW(320PS)、最大トルク450Nm(45.9kgm)を発生する直列6気筒 DOHC 3.0リッター ツイン・スクロール・ターボを搭載。650iクーペには、4.4リッター V型8気筒のツインパワー・ターボ・エンジンを搭載、最高出力300kW(407PS)、最大トルク600Nm(61.2kgm)を発生する。いずれもシフト・パドル付きの8速ATを介して後輪を駆動する。

 また、前輪のみならず走行速度に応じて後輪の操舵角も変化させ、中低速域の俊敏性と取り回しのよさ、および高速域での走行安定性を高めるインテグレイテッド・アクティブ・ステアリング(前後輪統合制御ステアリング・システム)、ドライバーが走行シーンに合わせて車両のセットアップを選択することが可能なドライビング・パフォーマンス・コントロール、電子制御の無段階可変サスペンション・ダンパーと電子制御の前後アクティブ・スタビライザーを統合制御するアダプティブ・ドライブなどを採用。同社特有の「駆けぬける歓び」をさらに向上させたと言う。

 また、いずれもブレーキ・エネルギー回生システム、アイドリングストップ機構を搭載。ドライビング・パフォーマンス・コントロールには、BMWで初めてECO PRO(エコ・プロ)モードを設定し、燃費のよい走りを実現できるとしている。燃費のよい走行をするためのヒントや、効率を向上させた結果による航続距離の延長についての情報をコントロール・ディスプレイやメーター・パネル内に表示し、ドライビングを楽しみながら燃費を向上させる工夫も行われている。

 640iクーペは、「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成しエコカー減税対象モデルとなる予定。これにより、自動車取得税および重量税が約75%減税、自動車グリーン税制に伴う登録翌年度の自動車税が約50%減税となる予定。

 BMW M製による、M Sportパッケージを両モデルにオプション設定。価格は640iクーペが60万円、650iクーペが40万円で、主な装備は以下のとおり。

・Mエアロダイナミクス・パッケージ(フロント・エプロン、サイド・スカート、リア・スカート)
・Mライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング351M
・フロント:8.5J×19ホイール+245/40 R19タイヤ、
・リヤ:9J×19ホイール+275/35 R19タイヤ
・BMW Individualハイグロス・シャドー・ライン
 (サイド・ウィンドー・フレーム・モールディング、ミラー・ベース、ミラーフレーム)
・スポーツ・シート(運転席&助手席)
・アルカンターラ/ナッパ・レザー・コンビネーション・インテリア
・アルミニウム・ヘキサゴン・インテリア・トリム
・マルチファンクションMスポーツ・レザー・ステアリング・ホイール(シフト・パドル付き)
・BMW Individualアンソラジット・ルーフ・ライニング
・ドア・シル・プレート(Mロゴ付)
・Mフットレスト(左ハンドル車のみ)

(編集部:谷川 潔)
2011年 8月 5日