独アウディは8月24日（現地時間）、フラッグシップサルーン「A8」のハイブリッド版「A8 ハイブリッド」を公開するとともに、2012年に生産を開始すると発表した。

　A8 ハイブリッドはパラレルハイブリッドシステムを採用し、最高出力155kW（211hp）、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒2リッター TFSIガソリンエンジンとモーターを搭載。トータルで180kW（245hp）/480Nmを発生する。モーターはトランスミッションのトルクコンバーターが置かれる位置に、蓄電容量1.3kWhのリチウムイオンバッテリーはトランクスペースにそれぞれレイアウトされる。

　A8 ハイブリッドの燃費は6.4L/100km（EUサイクル燃費）、CO₂排出量は148g/km。

　0-100km/h加速は7.7秒で、最高速は235km/h。モーターのみでの走行も可能で、100km/hで最大3km走行可能としている。

　また、車体の軽量化も図られており、ASF（アウディスペースフレーム）の重量は231kg。この数値はスチール使用時よりも40％軽量と言う。