スバル、新型SUV「XV」をフランクフルトで世界初公開
水平対向エンジンは3種、アイドリングストップ機構搭載

XV

2011年9月13日発表



  スバル(富士重工業)は9月13日、第64回フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月13日~14日、一般公開:9月15日~25日)で、新型SUV「XV」を世界初公開した。XVは新たな戦略モデルとして、欧州市場での導入を予定している。



 XVは、昨年秋に全面新設計され、ロングストローク化を図った新型水平対向4気筒エンジンを搭載。ラインアップは、1.6リッターと2.0リッターのガソリンエンジン、2.0リッターのディーゼルターボエンジンで、トランスミッションとして新開発リニアトロニック(CVT)、5速MT、6速MTが組み合わされる。また、ガソリンエンジン車には、アイドリングストップ機構が用意され、停止直後のスムーズな再始動を可能とする、チェンジ・オブ・マインド制御を行っていると言う。



エンジンCVT6速MT5速MTオートスタートストップ機能
1.6リッター ガソリン
2.0リッター ガソリン
2.0リッター ディーゼルターボ

 XVの商品コンセプトは「Urban Adventure」。都会的でアクティブなライフスタイルを楽しむ中で、「燃費性能」、「走りの愉しさ」といった基本性能の向上と、スタイリッシュで存在感のあるエクステリアデザインの融合を目指したと言う。

 そのエクステリアデザインでは、SUVの機能感を強調するサイドクラッディングや高い車高、フロントグリルにヘキサゴングリルを配するとともにホークアイヘッドライトなど、スバル車に統一したキャラクターが与えられており、フロントおよびリアバンパーコーナー部のデザインに空力特性に優れたエッジを設けて燃費性能の向上を図っている。

 インテリアデザインでは、広がり感をもたらす水平基調のインストルメントパネルとし、マルチファンクションディスプレイを搭載。オプション設定のハイグレードタイプでは、4.3インチの大型カラー液晶を搭載し、エコドライブアシストやVDC(横滑り防止装置)の初期作動状態をチェックできる表示を行う。

 安全機能としては、フロントドアにパーテーションウインドーを内蔵し、ドアミラーをドアパネル直付けとすることで死角を減少。エアバッグは、運転席・助手席・サイド・カーテンエアバッグに加えて、運転席ニーエアバッグを全車に標準装備する。また、VDCも全車に標準装備し、危険回避の状況にて効果を発揮する制御ロジックを織り込むことで、走りの楽しさと世界トップレベルの危険回避性能を両立したと言う。

欧州仕様主要諸元
全長×全幅×全高[mm]4450×1780×1570
ホイールベース[mm]2635
トレッド前/後[mm]1525/1525
最低地上高[mm]220
乗車定員5名

(編集部:谷川 潔)
2011年 9月 13日