独メルセデス・ベンツ、フランクフルトで5つのモデルを世界初公開
新型「Bクラス」や「F 125!」など

新型「Bクラス」

2011年9月13日公開



 メルセデス・ベンツは9月13日、第64回フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月13日~14日、一般公開:9月15日~25日)で、5つのモデルを世界初公開する。

 世界初公開されるのは、新型「Bクラス」、航続距離1000km のF-CELL プラグインハイブリッド車「F 125!」のほか、新型「SLS AMGロードスター」「SLK 250 CDI」「SLK 55 AMG」。

F 125!SLS AMGロードスターSLK 55 AMG

 とくに、F 125!は、自動車誕生125周年記念の取り組みとして、ラグジュアリークラスの今後の技術動向を占うリサーチカーとして位置づけられ、「排出ガスのない自動車」のビジョンを水素技術により厳密に追求。水素の可能性を提示したモデルとなる。

 このF 125!には、プラグイン技術を採用した進化型燃料電池駆動システム、水素コンポジット貯蔵装置を構造に一体化したタンク技術、現行リチウムイオンバッテリーの改良およびLithium-air technology(リチウム空気技術)の研究と併行して同社で検証を進めているリチウム硫黄技術を採用しており、航続距離最長1000kmを実現する。

 駆動は4個のモーターを用いる、4輪駆動e4MATICで、連続出力170kW(231HP)、最高出力230kW(313HP)を発生。これにより、0-100km/h加速4.9 秒、最高速度220km/hを達成しながら、NEDC燃費は100kmあたり水素0.79kg(ディーゼル換算で2.7L/100km)になると言う。

 会場展示の模様は、追って紹介する。

(編集部:谷川 潔)
2011年 9月 14日