QNX、次世代ハンズフリー用ソフトウェアを発表 高度なノイズ抑制で安全運転に寄与 |
2011年10月7日
QNXソフトウェアシステムズは10月7日、車載ハンズフリーシステム用音響処理ソフトウェア「QNX Aviage(アヴィアージュ)音響処理スイート2.0」を発表した。
自動車メーカーや1次サプライヤー(ティア1)が、車載用ハンズフリーシステムを作るためのツールなどをまとめたソリューション。
前バージョンは18の自動車メーカーが、100種以上のモデルで採用した。
2.0での改善点は、ノイズ除去機能の改善と、チューニング機能の採用。ノイズ除去機能の改善は、アルゴリズムを改善することで実現。ロードノイズや風切り音、後席の子供の声などの環境騒音をすべてカットすると同時に、3~4人で通話しているときも、どの声が誰なのかを明瞭に判別できる再現性を確保した。これにより、ドライバーの通話への集中力を下げ、安全性に寄与するとしている。
チューニング機能は、モデルごとにマイクやスピーカーの位置を決定する際に使用するもの。それぞれの位置や内装材などの違いを計算して補正し、チューニングの手間を省いて開発期間を短縮する。
さらに、より大きな車室にも対応した。
(編集部:田中真一郎)
2011年 10月 7日