フォルクスワーゲン、コンパクトSUV「ティグアン」をフェイスリフト
エンジンはパワーアップ、ドライバー疲労検知システムを搭載

2011年11月8日発売
389万円



 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「ティグアン スポーツ&スタイル」をモデルチェンジし、11月8日に発売した。価格は389万円で、右ハンドルのみ用意される。またオプションで電動パノラマスライディングルーフ(14万7000円)とレザーシートパッケージ(27万3000円)が用意される。

 2008年9月に日本に導入されたコンパクトSUV。従来は「トラック&フィールド」「スポーツ&スタイル」「R-Line」をラインアップしていたが、今回発表されたのは「スポーツ&スタイル」のみ。従来のスポーツ&スタイルと同様のオンロード志向のルックスに、特別仕様車「ライストン」と同様に直列4気筒DOHC 2リッター直噴ターボ「TSI」+7速デュアルクラッチAT「DSG」のパワートレーンを搭載し、400万円を切る価格に設定した。

 エクステリアは、フロントマスクに水平基調のグリルとLEDポジションランプを、リアにはL型ナイトデザインのテールランプを配し、最近のフォルクスワーゲンルックに改めた。インテリアではレザーシートに新色「フューリオーソブラウン」が用意された。

 エンジンが従来のトラック&フィールドやライストンの125kW(170PS)/4300-6000rpmから132KW(179PS)/4500-6200rpmにパワーアップしたほか、最大トルクの発生回転域が1700-4200rpmから1700-4500rpmに広がっている。7速DSGは湿式を採用し、フルタイム4WDシステム「4MOTION」を介して4輪を駆動する。

 また、「パサート」に搭載された「ドライバー疲労検知システム」を新たに採用。ドライバーの集中力の低下をステアリングなどへの入力から検知し、アラーム音と表示で休息を促す。

ティグアン スポーツ&スタイル 
全長×全幅×全高[mm]4430×1810×1710
重量[kg]1640
(電動パノラマスライディングルーフ装着車は1670)
エンジン直列4気筒DOCH 直噴ターボ 2リッター
最高出力[kW(PS)/rpm]132KW(179PS)/4500-6200rpm
最大トルク[Nm/rpm]280Nm(28.6kgm)/1700-4500rpm
トランスミッション7速湿式デュアルクラッチAT「DSG」
10・15モード燃費[km/L]11.6
前/後タイヤ235/55 R17
前/後ホイール7J×17

 

(編集部:田中真一郎)
2011年 11月 8日