ブリヂストン、ラベリング制度最高グレードを達成した「ECOPIA EP001S」
転がり抵抗性能:AAA、ウェットグリップ性能:a。2012年7月発売予定

ECOPIA EP001S

2011年11月29日発表



 ブリヂストンは11月29日、ラベリング制度で最高グレード(転がり抵抗性能:AAA、ウェットグリップ性能:a)を達成する技術を開発したと発表した。同技術は、2012年7月の発売を予定する「ECOPIA EP001S(エコピア イーピーゼロゼロワンエス)」での採用が決定している。

 ラベリング制度は、低燃費タイヤの普及促進とともに、空気圧管理の重要性の啓発、さらなる温室効果ガス(CO2)の削減を目標とし、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が制定した制度。転がり抵抗性能をAAA、AA、A、B、Cの5等級に、ウェットグリップ性能をa、b、c、dの4等級に分けて評価するが、EP001Sは転がり抵抗性能:AAA、ウェットグリップ性能:aという最高グレードを達成している。

 そのEP001Sでは、独自の材料技術「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」と、モータースポーツ用タイヤの開発で培ったグリップ向上技術を融合。これに新開発のグリップ向上パターンを組み合わせることで、転がり抵抗とウェットグリップ性能という相反する性能を、極めて高いレベルで両立させたとしている。

 なお、EP001Sは「第42回東京モーターショー」(一般公開日:12月3日~11日)の同社ブースで展示される。

(編集部:小林 隆)
2011年 11月 29日