スーパーカーでアメリカ横断「ニード・フォー・スピード ザ・ラン」発売
初回限定版はアヴェンタドールや最新911など3車種が特典に

ゲストのローラさん

2011年12月8日発売
4,979円~7,665円



 エレクトロニック・アーツは、レースゲーム「ニード・フォー・スピード ザ・ラン」を12月8日に発売する。価格はプレイステーション3/XBOX360用が7,665円、3DS用が4,979円、Wii用が6,090円。

 発売前夜となる7日、同社は東京のランボルギーニディーラー「ランボルギーニ麻布」のショールームで、記者発表会を開催した。

会場となったランボルギーニ麻布日本に上陸したばかりのアヴェンタドールが展示された
ショールームに飾られたガヤルド LP560-4 ノクティスとガヤルド LP560-4 ビコローレはクリスマスモードに

 「ニード・フォー・スピード」シリーズは1994年に第1作が発表されて以来、累計1億本を全世界で販売した人気レースゲーム。

 最新作となる「ザ・ラン」は、実在するスポーツカーをカスタマイズして、さまざまなレースに挑み、警察とのカーチェイスをくぐり抜けるというニード・フォー・スピードシリーズの基本骨格はそのままに、サンフランシスコからニューヨークまで3000マイルを横断するというストーリーが与えられた。シリーズでは初めて、主人公がクルマを降り、走って追手から逃げるシーンもあり、まさに「ザ・ラン」という内容になっている。

 ニード・フォー・スピードはドライビング・シミュレーター系とは異なるレースゲームで、車両の動きのリアルさよりも、ハイスピード・バトルの迫力や爽快感を追求している。その一方で、「ザ・ラン」で新たにゲームエンジンとして採用された「フロストバイト2」は、走行中の車体への映り込みや巻き上がるホコリまで配慮した、リアルな描写が売りだ。

 フロストバイト2は11月に発売された「バトルフィールド3」でも採用されており、好評と言う。同社の中松秀治プロダクトマネージャーは「今のゲームはみなグラフィックがきれいと言うが、単にきれいなだけではなく、クルマの衝突シーンなどでスピードや角度などもすべて計算し、ガラスの散り具合やホコリなど、細かいところまで描写している」とフロストバイト2の緻密な描写をアピールした。

映り込みやホコリなど、フロストバイト2によるリアルな描写が売り中松プロダクトマネージャー同社のロバート・キム社長

 「私自身、10~20年前に個人的にロスアンゼルスからニューヨークまでクルマでドライブしたことがあるが、街中やラスベガス近辺のなにもない大地などが非常によく作り込まれていて、このゲームをしながら“あーここは見覚えがある”と思った所が非常にたくさん出ていて、思い入れが強い」と述べた。

 ザ・ランで選べる車種は、隠しモデルや特典を含めて約66車種。いずれもエキゾチックなスポーツカーだが、マクラーレン「MP4-12C」、日産「フェアレディ240ZG」、スバル「インプレッサ WRX STI」、ルノー「メガーヌR.S.」と、幅広いジャンルのモデルが含まれている。どのモデルもボディーカラーなどを好みでカスタマイズできる。

 また、プレイステーション3用とXBOX360用の初回生産限定版は、3つのスペシャルモデルと、5つのスペシャルイベントがダウンロードできる。3つのスペシャルモデルはランボルギーニ「アヴェンタドール」、シボレー「カマロZL1」、ポルシェ「911カレラS」。ちなみに911は最新型の「991型」である。

 会場となったランボルギーニ麻布には、日本に上陸したばかりのアヴェンタドールの実車が展示された。発表会にはモデルのローラさんがゲストとして登場。「レースゲームは好きだけどへたっぴいで、いつも逆走しちゃう」と言いながら、ザ・ランの試遊ではなかなかの腕前を見せていた。

ニード・フォー・スピードにのめり込んだローラさん

(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 8日