アルファ ロメオ、35年ぶりに「ジュリエッタ」が復活
1.4リッターターボまたは1.75リッターターボエンジンを搭載

ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ

2012年2月4日発売
3,180,000円~3,880,000円



 アルファ ロメオ(フィアット グループ オートモービルズ ジャパン)は、新型「ジュリエッタ」を2月4日に発売する。価格は3,180,000円~3,880,000円で、ステアリング位置は右のみ。

 また、新型ジュリエッタの導入を記念した限定車「アルフィスティ」を同日発売する。ベースモデルは「コンペティツィオーネ」と「クアドリフォリオ ヴェルデ」で、価格は前者が3,480,000円、後者が3,980,000円。

ジュリエッタ スプリントジュリエッタ コンペティツィオーネ

35年ぶりに復活
 1977年に発売した2代目に続くモデル。35年ぶりの復活となる。

 直列4気筒1.4リッターターボエンジン「940A2」と6速デュアルクラッチ「アルファTCT」を組み合わせる「スプリント」「コンペティツィオーネ」と、直列4気筒1.75リッターターボエンジン「940A1」と6速MTを組み合わせる「クアドリフォリオ ヴェルデ」の3モデルをラインアップ。スプリントとコンペティツィオーネはアイドリングストップ機構が備わる。いずれのモデルもダイナミック(D)/ノーマル(N)/オールウェザー(A)の3つの走行モードを持つ「アルファ ロメオD.N.A.システム」を標準装備する。

 「コンパクト」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用し、高張力剛板や超高張力剛板の使用比率を重量比で90%以上に高めた結果、重量はそのままに強度を大幅に高めたと言う。また、サスペンションも新設計で、アルミ材の採用により軽量化を図ったほか、リアサスペンションをマルチリンクとすることで快適性と運動性能を両立している。

 エクステリアでは、伝統の盾型グリルを採用するとともに、サイドウインドーのシルエット、リアドアのドアハンドルをウインドーフレームに隠すことなどにより、クーペライクなデザインに仕上がっている。ヘッドライト、テールランプにはLEDを採用した。

 インテリアは、水平基調のインパネにホワイトメーターを組み合わせるシンプルなデザインとしつつ、人間工学に基づき各種スイッチ類を配置することで操作性を高めた。ラゲッジルームの容量は350Lだが、後席を格納することで1,045Lまで拡大することができる。

新型ジュリエッタのインテリア。アルファTCT搭載車はシフトパドルで変速を行える

ジュリエッタ諸元
グレードスプリントコンペティツィオーネクアドリフォリオ ヴェルデ
価格3,180,000円3,580,000円3,880,000円
駆動方式2WD(FF)
全長×全幅×全高4,350×1,800×1,460mm
ホイールベース2,635mm
トレッド(前/後)1,555/1,555mm
重量1,400kg1,440kg
エンジン形式940A2940A1
エンジン直列4気筒マルチエア1.4リッターターボ直列4気筒DOHC直噴1.75リッターターボ
最高出力125kW(170PS)/5,500rpm173kW(235PS)/5,500rpm
最大トルク230Nm(23.5kgm)/2,250rpm[Normal/All weather]
250Nm(25.5kgm)/2,500rpm[Dynamic]
300Nm(30.6kgm)/4,500rpm[Normal/All weather]
340Nm(34.7kgm)/1,900rpm[Dynamic]
トランスミッションアルファTCT(6速デュアルクラッチ)6速MT
サスペンション(前/後)マクファーソンストラット/マルチリンク
ブレーキ(前/後)ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(前/後)205/55 R16225/45 R17225/40 R18

アルファ ロメオファンの愛称が与えられた限定車「アルフィスティ」
 アルファ ロメオファンの愛称である「アルフィスティ」の名が与えられた、新型ジュリエッタの限定車。

 コンペティツィオーネ アルフィスティは、ベースモデルのトランスミッションがアルファTCTなのに対し6速MTを搭載。さらにアルミシフトノブを特別装備する。ボディーカラーはアルファ レッドで、限定75台。

 クアドリフォリオ ヴェルデ アルフィスティは、ベースモデルがすべて右ハンドル仕様なのに対し、左ハンドルを採用。さらに、これまで「アルファ ロメオ8C」だけが使用していた3層仕上げメタリックの特別外装色「コンペティション レッド」を採用。限定50台を用意する。

ジュリエッタ コンペティツィオーネ アルフィスティジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ アルフィスティ

(編集部:小林 隆)
2012年 1月 5日