BMW、クリーン・ディーゼル・エンジン搭載「X5 xDrive35d ブルーパフォーマンス」
日本のポスト新長期規制適合ディーゼル

X5(写真のモデルはxDrive40d)

2012年1月18日発表
8,390,000円



 ビー・エム・ダブリューは1月18日、日本のポスト新長期規制に適合するクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載したSUV「X5 xDrive35d ブルーパフォーマンス」の注文受付を開始した。価格は、8,390,000円。納車は、2月末からを予定している。

 同社は、日本市場においてハイブリッド・システムを搭載するBMW ActiveHybrid(アクティブハイブリッド)モデルとともに、ポスト新長期規制をクリアするクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載したBMW BluePerformance(ブルーパフォーマンス)モデルの順次投入を発表しており、X5 xDrive35d ブルーパフォーマンスがその第1弾となる。

 X5 xDrive35d ブルーパフォーマンスは、排ガス処理のため、還元剤となる尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)」を噴射し、排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を大幅に低減するSCR(選択触媒還元)システムや、排気ガス中のPM(粒子状物質)をフィルターに吸着し、燃焼・除去するDPF(粒子状物質除去フィルター)などを搭載。

 直列6気筒 3リッター ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンは、最高出力180kW(245PS)、最大トルク540Nm(55.1kgm)を発生。ピエゾ・インジェクターを用いたコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムは、最大1,800バールでの燃料噴射を行う。

 トランスミッションは8速ATで、ブレーキ・エネルギー回生システム(マイクロ・ハイブリッド・テクノロジー)を搭載。JC08モード燃費は、11.0km/Lで、クリーン・ディーゼル自動車としてエコカー減税対象モデルの認定を受け、自動車取得税および重量税が100%免税となる。また、平成23年度第4次補正予算案に盛り込まれた「エコカー補助金(環境対応車普及促進対策費)」の受給が可能となる見込み(エコカー補助金については、予算案の国会での成立が必要)。

(編集部:谷川 潔)
2012年 1月 18日