マツダはクロスオーバーSUV「CX-5」を16日に発売した。価格は205万～319万円。

　新世代車両設計コンセプト「スカイアクティブ」を、エンジン、トランスミッション、ボディー、シャシーのすべてに採用した初のモデル。また新デザインテーマ「魂動（こどう）」を全面的に採用した初のモデルでもあり、「獲物に飛びかかろうとするチーターを彷彿とさせる、生命力と躍動感を研ぎ澄ませたスタイリング」としている。

　既報どおり4-2-1排気システムを初めて装備したガソリンエンジンに加えて、ポスト新長期規制に適合したディーゼルエンジンをラインアップする。ディーゼルエンジンは、NOx後処理装置なしで規制への適合を果たしている。

　どちらのエンジンでもアイドリングストップ機構「i-stop」を全車標準搭載しており、ディーゼル用i-stopはディーゼル車で世界最速の0.4秒以内で再始動すると言う。

XD L Package
20C
20S

ヘッドランプ	リアコンビネーションランプ

XD L Package（スカイブルーマイカ）	XD L Package（ジールレッドマイカ）	XD L Package（ベロシティレッドマイカ）
XD L Package（アルミニウムメタリック）	XD L Package（ブラックマイカ）	XD L Package（クリスタルホワイトパールマイカ）
新世代のマツダデザインに共通するシグネチャーウイングを採用	サイドビューはプロミネントフェンダーの強いねじりとボディーサイドの抑揚により、チーターの引き締まった肉体を表現	リフトゲートの開閉と連動するカラクリトノカバーを装備する

クリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D 2.2」	直噴ガソリンエンジン「スカイアクティブ-G 2.0」	新世代6速AT「スカイアクティブ-ドライブ」
4-2-1排気システム	軽量高剛性ボディー「スカイアクティブボディー」	高性能軽量シャシー「スカイアクティブシャシー」

スカイアクティブボディーの構造		アンダーボディーの空力対策

新開発の自動ブレーキシステム「スマート・シティ・ブレーキ・サポート（SCBS）」は、「AT誤発進抑制制御」も備え、駐車場でのペダルの踏み間違えによる事故を防ぐ。XD L Packageに標準装備、XD、20Sにオプション設定	リアビークルモニタリングシステム（RVM）の作動イメージ。XD L Packageに標準装備、XD、20Sにオプション設定する

　安全装備ではカーテン＆フロントサイドエアバッグ、横滑り防止装置「DSC」とトラクションコントロールシステム「TCS」、サイドモニターとバックガイドモニターの映像を表示できるルームミラーを全車に標準装備。AT誤発進抑制機能付きの低速自動ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート（SCBS）」と「リア・ビークル・モニタリングシステム（RVM）」が、「XD L Package」に標準装備、「XD」「20S」にメーカーセットオプションとして用意される。

　このほか4：2：4分割可倒式シート、カラクリフォールド（リモコンレバー＆座面沈み込み機構）、リフトゲートの開閉と連動するカラクリトノカバーを「XD L Package」「XD」「20S」に標準装備する。

XD L Packageのインテリア		メーター
運転サポートシステム「i-DM（インテリジェント・ドライブ・マスター）」を装備		ドライバーが無駄なく効率的に運転できるように、視認系ゾーンと操作系ゾーンを明確に分けた