独ダイムラー、新型「SL」ベースの「SL 63 AMG」 537HPの5.5リッターV8ツインターボを搭載 |
独ダイムラーは22日(現地時間)、メルセデス・ベンツ「SL 63 AMG」を発表した。
1月のデトロイトショーで発表されたフラッグシップオープンスポーツカー6代目「SL」をベースとしたハイパフォーマンスモデルで、V型8気筒DOHC 5.5リッター 直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力は395kW(537HP)/5500rpm、最大トルクは800Nm/2000-4500rpm、最高速度250km/hだが、オプションのAMGパフォーマンスパッケージを装着すると415kW(564HP)/5500rpm、900Nm/2250-3750rpm、300km/hに向上する。アイドリングストップ機能を備える。
ボディーはベースのSL同様にほぼアルミ製だが、SL 63 AMGはトランクリッドのインナーサポートをカーボンファイバー製とすることで、5kgの軽量化を実現。車両全体では前モデルより125kg軽量になっている。
トランスミッションは多板クラッチとプラネタリーギアを組み合わせた7速のAMGスピードシフトMCT。タイヤは前255/35 R19、後285/30 R19を標準で履くが、オプションで255/35 R19 / 285/30 R20の組み合わせも用意される。
ルーフは20秒で開閉する電動油圧リトラクタブル・ハードトップ「バリオルーフ」で、透明・非透明に切り替えられるグラスルーフ「マジックスカイコントロール」も用意する。
欧州では5月に発売されるが、15万7675ユーロ。AMGパフォーマンスパッケージは1万4280ユーロとなる。
また発売記念の限定車「Edition 1」が18万9269.5ユーロで用意される。Edition 1にはネックヒーター「エアスカーフ」、高光沢仕上げのリムフランジが付いたマットブラックのAMG鍛造アルミホイール、AMGパフォーマンスパッケージ、デジーノレザーインテリア、ハーマン・カードン ロジック7サラウンドオーディオ、マジックスカイコントロールが標準で装備される。
(編集部:田中真一郎)
2012年 2月 23日