NEXCO東日本、常磐道 守谷SAを防災拠点に
2012年2月定例記者会見より

NEXCO東日本 代表取締役会長兼社長 佐藤龍雄氏

2012年2月23日開催



 NEXCO東日本(東日本高速道路)は2月23日定例記者会見を開催。この中で、1月の営業概要のほか、常磐自動車道 守谷SA(サービスエリア)を防災拠点のモデル事業とすること、今年度の降雪状況などに関する発表が行われた。

 1月の営業概要は、通行台数が1日平均265万8000台(対前年比105.4%)、料金収入が385億6600万円(91.9%)で、通行台数が前年比増となっているのに対し、料金収入が前年比減となる。これは、東北地方の高速道路の無料開放などもあり、交通量が増加しているのに対し、収入が伸びないため。昨年12月に無料開放を行ってから同様の傾向が続いている。

 また、SA、PA(パーキングエリア)の売上高については、1月は108億1600万円(対前年比106.7%)。とくにガソリンスタンド関連が約19%の増加となっており、その主原因をガソリン・軽油の単価アップと、被災地を行き来する大型車両の増加にあるとした。


防災拠点のモデル事業として選ばれた常磐自動車道 守谷SA(上り)

 常磐道 守谷SAの防災拠点化については、首都圏の大地震などを想定しており、上りのSAを改修。ヘリポートの大型化、通信設備の確保などを行うほか、災害時の司令室の役割を果たすため、建物のリニューアルを行う。投資額は、50億円ほどを見ており、警察や消防、自衛隊、通信会社などと連携を取りつつ、改修を進めていく。2年数カ月の工事期間を見込んでいるが、なるべく工期を短くするべく検討中だ。守谷以外のSAの防災拠点化については、東京に近く、大きめのスペースを取れるところが候補になるというが、詳細は未定。

 今年度の降雪状況については、過去の記録的寒波である「三八豪雪」「五六豪雪」「平成18年豪雪」に匹敵するものだと言い、すでに積雪量で18豪雪を超えている個所が出始めている。また、通行止めに関しても、通行止め量(通行止め区間距離(km)と通行止め時間(h)の積)は昨年度比べて26%増となっている。通行止め個所は、北海道の道央道が突出しており、その原因は雪による視界不良が61%を占めている。

 まだまだ、降雪が予想される状況であるため、今後も雪に対する警戒は必要であるとした。


今年度の降雪状況

(編集部:谷川 潔)
2012年 2月 24日