富士スピードウェイ、24年ぶりに「WEC(FIA世界耐久選手権)」開催 10月12日~14日。大会名称は「6 Hours of Fuji」 |
富士スピードウェイは、WEC(FIA世界耐久選手権)の第7戦を、10月12日~14日に開催すると発表した。大会の正式名称は「6 Hours of Fuji(富士6時間耐久レース)」。観戦券は、自由席エリアの前売りが大人7500円(土日2日間有効)、中学生以下無料。発売時期は6月上旬を予定している。
WECはスポーツカーによる耐久レースで、1982年に「世界耐久選手権6時間レース」として日本で初めて開催。1986年に大会名称を「WEC in JAPAN」に変更し、1988年まで富士スピードウェイで行われていた経緯があり、24年振りの富士スピードウェイでの開催となる。
また、国内メーカーではトヨタ自動車がWECへの参戦体制を発表しており、ハイブリッドシステムを採用した「TS030 HYBRID」で第2戦「6 Heures de Spa-Francorchamps」から参戦するほか、本田技研工業は「ストラッカ レーシング」「ジェイアールエム レーシング」に「ARX-03a」シャシーと「LM-V8」エンジンを、日産自動車およびNISMOは「Signatech Nissan」チームなどに対しVK45DEエンジンを供給することを明らかにしている。
今年度から行われるWECは、昨年までのILMC(インターコンチネンタル・ル・マン・カップ)を前身としており、3月17日に米国で開催となる「12 Hours of Sebring」を皮切りに、世界8カ国で実施。その中には、約90年の歴史を誇るル・マン24時間耐久レースも含まれる。
24年振りの開催となるWECについて、富士スピードウェイの加藤裕明代表取締役社長は「このたび、富士スピードウェイでWEC『6 Hours of Fuji』を開催できることを大変嬉しく思います。最新技術が搭載されたプロトタイプスポーツカーによるメーカーの威信をかけた戦いや、世界のスーパーカーの熱いバトルが繰り広げられる、このWEC『6 Hours of Fuji』にどうぞご期待ください」「かつて富士スピードウェイに足を運んでいただいたWECオールドファンの方はもちろんのこと、すべてのモータースポーツのファンの皆様に心から楽しんでいただける大会にすべく、鋭意準備を進めてまいりたいと思います」と語っている。
なお、10月12日は練習走行で、13日が公式予選、14日が決勝となる。決勝は11時のスタートを予定する。
(編集部:小林 隆)
2012年 3月 7日