高速道路各社、ゴールデンウイーク期間における高速道路の交通状況(速報)
30km以上の渋滞は1/3以下に、新東名・東名平行区間はゼロに

2012年5月7日発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)および日本道路交通情報センターは5月7日、ゴールデンウイーク期間(4月27日~5月6日の10日間)の高速道路の交通状況(速報)を発表した。

 発表によると、10km以上の渋滞は323回(昨年は481回)、30km以上の渋滞は29回(同92回)と大幅に減少。30km以上の渋滞では、1/3以下になっている。

 また、渋滞距離がもっとも長かったのは、5月5日18時頃の東名高速道路(上り)大和トンネルを先頭とする渋滞で58.4km。上り、下りのワースト3は、いずれも交通集中に事故が絡んだものだった。

渋滞回数

渋滞延長2012年実績2011年実績昨年比
10km以上323回481回67%
30km以上29回92回32%


10km以上の渋滞回数は、30km以上の渋滞回数を含む。
2011年は、4月27日~5月6日の10日間

主な渋滞発生個所

ワースト上下線道路名渋滞日時(ピーク)渋滞発生個所渋滞延長渋滞要因
1下り関越道5月3日7時15分頃花園IC付近54.9km交通集中および事故
2東北道5月3日6時35分頃安達太良SA付近43.4km事故および交通集中
3中国道5月3日6時55分頃西宮山口JCT付近41.5km交通集中および事故
1上り東名高速5月5日18時40分頃大和トンネル付近58.4km
2関越道5月6日16時頃鶴ヶ島JCT付近52.7km
3関越道5月5日19時5分頃高坂SA付近47.2km


IC:インターチェンジ、JCT:ジャンクション、SA:サービスエリア、TN:トンネル

 渋滞減少の効果が期待された新東名に関しては、新東名開通区間と平行する東名の区間を合わせて、10km以上の渋滞が昨年60回から4回(対前年比8%)へと大幅減少。30km以上の渋滞については13回から0回(対前年比0%)となり、その効果は明らかな結果となって現れた。

(編集部:谷川 潔)
2012年 5月 7日