ランボルギーニとブランパン、「スーパートロフェオ・アジアシリーズ」をアピール ガヤルドシリーズの最高峰「LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレ」を展示 |
ランボルギーニ ジャパンと高級時計メーカー・ブランパンは7月13日、共同で新作発表会を都内で開催した。
この発表会は、7月14日、15日に富士スピードウェイで行われるワンメイクレース「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ」の開催を記念して行われたもの。発表会会場には、同レース用車両を公道仕様に仕立てて昨年発売された「ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレ」が展示されるとともに、ブランパンの新作「L-エボリューション スプリットセコンド フライバック クロノグラフ」(価格:540万7500円)の発表が行われた。
会場には新作「L-エボリューション スプリットセコンド フライバック クロノグラフ」(左上)など、さまざまなブランパンのモデルが展示してあった | |
ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレの模型も展示 |
ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・チャンピオンシップは2009年から欧州で行われており、アジアシリーズは今年から開催。すでに第1戦を5月5日、6日にマレーシアのセパンサーキットで行っている。
ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレは昨年の10月に発売されたモデルで、最高出力419kW(570PS)/8000rpm、最大トルク540Nm/6500rpmを発生する90度V型10気筒5.2リッターエンジンを搭載し、6速セミAT「e.gear」を介して4輪を駆動。最高速320km/h、0-100km/h加速3.4秒を誇る。
昨年にイタリア統一150周年を迎えたことから、同車両は150台の限定生産となる。
ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレは90度V型10気筒5.2リッターエンジンを搭載。ボディーサイズは4386×1900×1165mm(全長×全幅×全高)。エクステリアで目を惹く大型のリアスポイラーは、ガヤルド LP 560-4の3倍のダウンフォースを発生すると言う |
インテリアはブラックとレッドで統一。インテリアの素材にはアルカンターラと軽量のカーボンファイバーを使用する。カーボンファイバーは、ドアパネル、モノコック構造のレーシングシート、センターコンソールカバーなどにも使われる |
ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレ | |
全長×全幅×全高[mm] | 4386×1900×1165 |
ホイールベース[mm] | 2560 |
前/後トレッド[mm] | 1632/1597 |
重量[kg] | 1340kg |
エンジン | 90度V型10気筒DOHC5.2リッター |
ボア×ストローク[mm] | 84.5×92.8 |
圧縮比 | 12.5:1 |
潤滑方式 | ドライサンプ |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 419kW(570PS)/8000rpm |
最大トルク[Nm/rpm] | 540Nm/6500rpm |
トランスミッション | 6速セミAT「e.gear」 |
前/後サスペンション | ダブルウィッシュボーン |
前/後ブレーキ | 8ピストン/4ピストン |
前/後タイヤ | ピレリP ZERO CORSA 235/35 ZR19 / 295/30 ZR19 |
前/後ホイール | 8.5×19/11×19 |
発表会には、ブランパンの副社長兼マーケティング責任者のアラン・デラムラ氏、ランボルギーニ・ジャパン カントリー・マネージャー エジナルド・ベルトーリ氏、アウトモビリ・ランボルギーニ R&Dディレクター兼モータースポーツ責任者のマウリツィオ・レジャーニ氏が出席。
ブランパンの副社長兼マーケティング責任者のアラン・デラムラ氏 | ランボルギーニ・ジャパン カントリー・マネージャー エジナルド・ベルトーリ氏 | アウトモビリ・ランボルギーニ R&Dディレクター兼モータースポーツ責任者のマウリツィオ・レジャーニ氏 |
デラムラ氏は、「ランボルギーニとランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・チャンピオンシップのパートナーシップを結んだのは3年前。これはブランド提携という形ではなく、両社とも同じ価値観とビジョンを分かち合っている」と述べるとともに、L-エボリューション スプリットセコンド フライバック クロノグラフについて紹介。
この新作モデルについて、「409個の構成部品からなり、マニュファクチュール(ムーブメントから自社一貫製造する時計メーカー)としての創造性・開発力があるからこそ、このような複雑な機構が実現した」とアピールするとともに、マニュファクチュールとして「卓越した技術とともに伝統を尊重」することが大事であり、「さらに情熱を加えることで感動のある素晴らしい時計を制作できる」。そして「感動を与えることは、ブランパン、ランボルギーニに共通する言語で、感動がなければ楽しい人生を送ることができない」とし、L-エボリューション スプリットセコンド フライバック クロノグラフとガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレから情熱を感じ取って欲しいと述べた。
また、レジャーニ氏はスーパートロフェオ・アジアシリーズについて概要を説明。同レースには中国から9台、日本、香港、台湾から各2台、マレーシア、シンガポール、タイから各1台の計18台が出走。各レースでは公式練習が50分、35分の予選、50分×2回の本戦が行われること、そしてガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレの概要についても紹介した。
スーパートロフェオ・アジアシリーズは今年初開催 | ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレのスペック | レースカレンダー |
レース概要 | スーパートロフェオ・アジアシリーズでは計18台が出走 | ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレが発売された2011年はイタリア統一150周年だったため、それにちなんで150台限定生産となる |
ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ・ストラダーレのボディーカラーは3色を用意 | インテリアとデザイン | エアロダイナミクスについて |
日程 | 会場 | |
第2戦 | 7月14日、15日 | 富士スピードウェイ(日本) |
第3戦 | 8月18日、19日 | オルドス(中国) |
第4戦 | 9月15日、16日 | ズーハイ(中国) |
第5戦 | 10月6日、7日 | パンベイ(台湾) |
第6戦 | 11月10日、11日 | 上海(中国) |
なお、発表会ではコレツィオーネ・アウトモビリ・ランボルギーニの春夏コレクションによるファッションショーのほか、ランボルギーニとブランパンそれぞれのブランドの新製品が持つ強さとスピードを表現した「トライアングル・コネクション」によるアクロバットパフォーマンスも行われ、会場を盛り上げた。
トライアングル・コネクションによるアクロバットパフォーマンス |
コレツィオーネ・アウトモビリ・ランボルギーニの春夏コレクションによるファッションショーも行われた |
(編集部:小林 隆)
2012年 7月 13日