PSAプジョー・シトロエン、欧州でトヨタに小型商用車をOEM供給 生産はPSA、資本提携はなし |
シトロエン「ジャンピー」 |
トヨタ自動車の欧州現地法人であるトヨタ モーター ヨーロッパとPSAプジョー・シトロエンは7月23日、欧州における小型商用車のOEM供給に合意したと発表した。両社はすでにチェコで小型乗用車の合弁事業を行っているが、今回の発表はOEM供給に限定しており、資本提携は行わないとしている。
具体的な内容は、2013年年央からプジョー「エキスパート」、シトロエン「ジャンピー」ベースの商用バンをトヨタ モーター ヨーロッパに供給。さらに次期モデルについても、OEM供給することで合意した。トヨタ モーター ヨーロッパは開発費と設備投資の応分を負担し、車両の生産はPSAが行う。
今回の合意について、トヨタ モーター ヨーロッパのディディエ・ルロワ社長は、「欧州市場において小型商用車セグメントは重要であり、PSAと力を合わせ、お客様のご要望にお応えしていきたい」と語った。
また、PSAのジャン・クリストフ・ケマール副社長は、「トヨタとのこれまでの協力関係をさらに強化できたことは喜ばしい。今回の合意は、両社の欧州小型商用車市場における競争力の強化につながるだろう」と述べている。
(編集部:小林 隆)
2012年 7月 24日