トヨタ、「夢のクルマアートコンテスト」表彰式をメガウェブで開催 世界22の国・地域から計30名の子供たちが参加 |
表彰式はメガウェブで開かれた |
トヨタ自動車は8月28日、東京 お台場のメガウェブで「2012年トヨタ 夢のクルマアートコンテスト」表彰式を開催した。
世界70の国・地域に住む子供たちを対象としたコンテストで、2004年から開催している。6回目となる今回のコンテストの作品テーマは「あなたが思い描く夢のクルマ」。参加資格は15歳以下の男女となっており、9歳以下、10-12歳、13-15歳の3カテゴリーごとに作品を募集した。
コンテストの流れとしては、昨年10月から今年初めにかけ各国で「ナショナルコンテスト」が開催され、優秀作品900点を選出。そして5月に日本で開催された「ワールドコンテスト」で、金賞(3名)、銀賞(6名)、銅賞(9名)、ベストファイナリスト賞(12名)、豊田社長賞(1名)、MEGAWEB賞(1名)を選出した。審査員は、豊田社長を筆頭に、美術・自動車専門家の外部識者が務めている。
今回行われた表彰式には、世界22の国・地域から各賞を受賞した計30名の子供たちが参加。表彰式の冒頭、挨拶を行ったトヨタ自動車の布野幸利副社長は、「このコンテストは第6回目の開催となり、今回は世界の70以上の国々、62万名を超える方から、たくさんの作品を応募いただいたが、どれも非常に素晴らしいアイデアで驚いた。一生懸命描いてくれた皆さんの努力に心から感謝する。今後も皆さんと夢を共有していきたい」と語った。
また、今回表彰式に参加した子どもたちは、昨日浅草で寺院巡りや東京スカイツリーの見学をしたことに触れ、「日本に滞在中、ぜひ日本のあらゆることを見て感じて帰っていただきたい」とし、日本の伝統的な街並みや、最新技術を駆使して作られた建物などを実際に見てより感性を磨いてほしいとした。
フラワーカーペット「インフィオラータ」 | トヨタのパーソナルモビリティ「i-REAL」に乗って登場したトヨタ自動車の布野幸利副社長 |
表彰式の様子。写真はベストファイナリスト賞の表彰式 | 銅賞の表彰式 |
銀賞の表彰式 | MEGAWEB賞の表彰式 |
そして表彰式では受賞者を代表して、13-15歳のカテゴリーで金賞を受賞したステファニア ミハエラ カリネスクさん(ルーマニア)がスピーチを行った。
ステファニアさんの作品題名は「Magic-Toyota Regeneration(マジック トヨタ リジェネレーション)」で、「私が描いた夢のクルマは、オゾン層を修復したり、植物をよみがえらせたり、若返らせたり、全惑星からだけでなく宇宙からもスクラップをすべて回収し、純粋なエネルギーに変換したりします」と、その特徴を説明。
また、「このクルマがもたらすもう1つのよいことは、宇宙を維持し、心の奥底にある夢を持ち続けることができる星々を作り出すことです。子どものころから環境を大切にするよう教えられてきて、このメッセージを何度も絵に表現してきたので、本当に楽しくコンテストのテーマに取り組みことができました」「私にとって、夢のクルマアートコンテストは、皆さんの国、美しく特別な国、特別な文化や特別な人たちについて理解し、学ぶ可能性を与えてもらった重大なコンテストの1つ。私の将来の夢は“THE ART”であり、その道をこれからも進んでいくつもりです。すべての子どもたちに自分の夢を描くチャンスを、個人的には日本を訪れるまたとない機会を与えてもらい、皆さまにお礼を申し上げます」とし、同コンテストの意義を語るとともに、感謝の意を述べた。
■金賞受賞作品
■銀賞受賞作品
■銅賞受賞作品
(編集部:小林 隆)
2012年 8月 28日