マツダ、新型「アテンザ」にレーダークルーズコントロールなど搭載

新型アテンザ

2012年9月21日発表



 マツダは、年内の発売を予定している新型「アテンザ」(海外名:Mazda6)にアクティブセーフティ技術「「i-ACTIVSENSE(アイ アクティブセンス)」を搭載する。

 同社の安全思想「Mazda Proactive Safety(マツダ プロアクティブ セーフティ)」に基づいて開発された技術で、「ドライバーが安全に運転できる状態を最大限に確保し、事故のリスクを最小限に抑制することを目指す」としている。

 センサーにはミリ波レーダー、カメラ、近赤外線レーザー、準ミリ波レーダーを目的によって使い分ける。

使用されるセンサー

 搭載される技術は次のとおり。

マツダ レーダー クルーズ コントロール(MRCC)
 先行車をミリ波レーダーで検知し、車間距離を維持するクルーズコントロール機構。

マツダ レーダー クルーズ コントロール(MRCC)

前方衝突警告システム(FOW)
 先行車をミリ波レーダーで検知し、ドライバーに衝突の危険を知らせ、衝突回避をサポートする。

車線逸脱警報システム(LDWS)
 カメラで道路の白線を検知し、意図せずに車線を逸脱するのを予測してドライバーに警告する。

車線逸脱警報システム(LDWS)

リアビークルモニタリングシステム(RVM)
 準ミリ波レーダーで隣のレーンや後方から接近する車両を検知し、ドライバーに車線変更時の危険を知らせる。

リアビークルモニタリングシステム(RVM)

ハイビームコントロールシステム(HBC)
 カメラで先行車や対向車を検知し、ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動で切り替える。

ハイビームコントロールシステム(HBC)

アダプティブフロントライティングシステム(AFS)
 ステアリングの角度と車速に応じて、ヘッドランプの向きをコントロールし、カーブや交差点などで進行方向を早めに照射する。

アダプティブフロントライティングシステム(AFS)

スマートブレーキサポート(SBS)
 15km/h以上で走行中に先行車と衝突の危険性がある場合、自動ブレーキで減速し、衝突回避/被害軽減を図る。

スマートブレーキサポート(SBS)

スマートシティブレーキサポート(SCBS)
 4~30km/hで走行中に、先行車と衝突の危険性がある場合、自動ブレーキで減速し、衝突回避/被害軽減を図る。

スマートシティブレーキサポート(SCBS)

AT誤発進抑制制御
 前方に障害物が検知された状態で、必要以上にアクセルを踏み込んだ場合、警告音とメーター表示でドライバーに注意を促すとともに、エンジン出力を抑え急発進を抑制します。

AT誤発進抑制制御

(編集部:田中真一郎)
2012年 9月 21日