ブリヂストン、EV専用低燃費タイヤ「エコピア EV-01」
205/55 R16 91Vの1サイズ

EV専用低燃費タイヤ「エコピア EV-01」

2012年11月1日発売
オープンプライス



 ブリヂストンは、電気自動車(EV)専用の低燃費タイヤ「エコピア EV-01」を11月1日に発売する。発売サイズは205/55 R16 91Vの1サイズで、価格はオープンプライス。JATMA(日本自動車タイヤ協会)が制定したラベリング制度で、転がり抵抗性能:AA、ウェットグリップ性能:cに適合する。

 エコピア EV-01は、転がり抵抗の低減に寄与する独自の材料技術「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」をベースに、EVの特徴に合わせた専用パターンを採用。これにより、トレッドゴムのエネルギーロスを低減するとともに、発熱を抑制。従来の低燃費タイヤ「エコピア EX10」と比べて転がり抵抗が16%低減したほか、偏摩耗を抑制して摩耗ライフ性能も向上したと言う。

 また、EVは内燃機関を搭載しないため静粛性に優れるが、このEVならではの静粛性/快適性を確保するべく、東京大学生産技術研究所 応用音響工学研究室と共同研究を実施。特に「エンジン音のない車内でのタイヤ音の聞こえ方」に着目し、研究が進められた。

 その結果、走行時のタイヤ音に対する官能評価では、EX10比でより「静か」で「快い」タイヤとの評価を得ており、車内音計測では騒音エネルギーを19%低減させることに成功している。

(編集部:小林 隆)
2012年 10月 26日