マセラティ、“史上最速”を謳う新型4シータークーペ「グラントゥーリズモ スポーツ」発売
ZF製6速ATと6速セミATモデルをラインアップ

グラントゥーリズモ スポーツ

2012年11月13日発売
1750万円(6速ATモデル)
1800万円(6速セミATモデル)



 マセラティ ジャパンは11月13日、新型4シータークーペ「グラントゥーリズモ スポーツ」を発売した。価格は6速ATモデルが1750万円、6速セミATモデル1800万円。デリバリーは11月下旬に開始予定。

 今年のジュネーブモーターショーで公開された、2ドアクーペ「グラントゥーリズモ S」のハイパワーバージョン。グラントゥーリズモ Sと同じV型8気筒DOHC 4.7リッターエンジンを搭載するが、チューンアップによりグラントゥーリズモ Sよりも10PS/10Nm上回る最高出力338kW(460PS)/7000rpm、最大トルク520Nm(53.0kgm)/4750rpmを発生する。

 トランスミッションは、乾式ツインプレートクラッチを内蔵する電子制御の6速セミAT「MCシフト」と、ZF製の6速AT「MCオートシフト」の2タイプを設定。前者は最高速300km/h、0-100km/h加速4.7秒を、後者は最高速298km/h、0-100km/h加速4.8秒を実現する。

 エクステリアは、「グラントゥーリズモ」生来のスポーティさをさらに強調するデザインに改良した。

 新型フロントバンパーは、スムーズなエアフローとフロントブレーキの冷却性能を向上すると同時に、マセラティ伝統のオーバルグリルと新採用のヘッドライトの間にレーシングカーを彷彿とする新しいデザイン要素を盛り込み、より存在感のあるフロントデザインに一新。クローム仕上げのトライデントは、マセラティ・エンブレムの伝統にのっとり“最強のマセラティ”だけに与えられる赤のアクセントラインが施された。

 テールライトには、新たにダークトーンのレンズ「スモークレンズ付きリアランプ」を採用したほか、ボディーカラーでは新色のメタリック・ブルー「ブル ソフィスティカート」を導入。

 ボディーサイズは4885×1915×1355mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2940mm。

 また、インテリアではダッシュボード周りに「グリジオ・ダーク・クローム」仕上げのグレーを採用したほか、レーシングモデル「トロフェオ」からインスピレーションを得たステアリングコラムの「トロフェオデザイン・シフトパドル」、アルミ製ペダルといったスポーティな装備が与えられている。

 さらに人間工学に基づき、腰・背中と身体のサイドを支える優れたサポート機能を搭載した新型スポーツシートを採用するとともに、フロントシートのリアシェルにフロントグリルからヒントを得た新構造を導入し、リアパッセンジャーのスペースはこれまでより20mm拡大している。

(編集部:小林 隆)
2012年 11月 14日