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ベントレー、「コンチネンタル」のフラッグシップ「GT スピード」国内導入

最高出力625PS、最高速度330km/hの「史上最速のベントレー」

19日に開催された発表会で、同社のティム・マッキンレイ代表と、ゲストのサックス奏者、矢野沙織さん
2013年第2四半期納車開始

2490万円

 ベントレー モーターズ ジャパンは、「コンチネンタル GT スピード」のデリバリーを、2013年第2四半期から開始する。価格は2490万円。

 コンチネンタル GT スピードは、コンチネンタル GTシリーズのフラッグシップモデル。「コンチネンタル GT」同様にW型12気筒6リッターツインターボエンジンをパワーソースとするが、その最高出力/最大トルクはコンチネンタル GTの423kW(575PS)/6000rpm、700Nm/1700rpmから、460kW(625PS)/6000rpm、800Nm/1700rpmに高められており、0-100km/h加速は4.5秒から4.2秒に、最高速度は318km/hから330km/hへと向上している。一方で、燃費とCO2排出量はコンチネンタル GTと同じ14.5L/100km(約6.89km/L)と338gに抑えられている。

 出力の増大に合わせ、車高を10mm下げるとともに、フロントのキャンバー角を15%増やし、スプリングレートをフロント45%、リア33%強化、アンチロールバーを53%強化するなど、足まわりも強化されている。また、専用の21インチアルミホイールは15%軽量化されるとともに、剛性が79%向上しているほか、ブレーキには前405mm、後335mm径のローターと、8ピストンキャリパーが採用されている。さらに、オプションでカーボンブレーキも用意される。さらに空力改善のため、アンダーパネルやスポイラーの形状を変更し、空気抵抗を7.5%削減しつつ、125kgのダウンフォースを確保している。

 また、アンダーパネルやホイールハウスの内側にアコースティック素材を用いて防音加工を施してNHVを低減するなど、高級車らしい快適性にも配慮している。

 一方、エクステリアは、フロントグリルがダークティントに、ホイールが21インチに、エグゾーストパイプがライフル型になり、リアコンビネーションランプにクロームのベゼルが付き、サイドフェンダーに「W12」のバッヂが着くという変更に留められている。

 また、インテリアには「Speed」の文字が入ったトレッドプレートのほか、ダイヤモンドキルトのシート、エンジンスピンアルミパネル、ドリルドペダル、ローレット加工が施されたシフトレバーなど、コンチネンタル GTではオプションの「マリナー・ドライビング・スペシフィケーション」になっているアイテムが、標準で装備されている。

コンチネンタル GTのラインアップ
ラインアップの性能比較
発表会では、1928年のル・マン24時間レース後に開かれた優勝祝賀ディナーのメニューを再現して供された。メニューの表紙も、その時のもの

(編集部:田中真一郎)