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NEXCO中日本、恵那山トンネルの天井板撤去はGW明け以降

2013年2月8日発表

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は2月8日、恵那山トンネル 下り線の天井板撤去工事を、ゴールデンウィーク明け以降に行うと発表した。

 同社は笹子トンネルの天井板落下事故を受け、同様の構造を持つ恵那山トンネル下り線の天井板を早期に撤去し、利用者の不安を払拭するとしていた。

 恵那山トンネルで天井板が全面にあるのは下り線だけだが、長さが笹子トンネルの約2倍(8489m)あるため、1カ月程度の通行止めが見込まれている。周辺への影響が大きいため、同社は工事の時期や方法について、関係自治体をはじめとする関係機関と協議してきた。

 この結果、社会的な影響が最も少ないゴールデンウィーク明け以降を基本として、改めて協議・調整したうえで、時期を決定するとしている。

 また工事中の下り線の迂回路については、笹子トンネルよりも全長が長く、非常駐車帯が走行車線側(対面通行時には上り線)にしかないなど安全面の問題が大きいため、笹子トンネルのように上り線を対面通行とせず、下り線のみ国道などに迂回する方法を採る可能性が高い。しかしこれも、関係機関との協議を経て、措置を決めるとしている。

(編集部:田中真一郎)