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三菱自動車、「Concept GR-HEV」と「Concept CA-MiEV」を公開
ハイブリッドレジャートラックとコンパクトEVサルーン
(2013/3/6 15:25)
三菱自動車工業は3月5日(現地時間)、ジュネーブ・モーターショーで「Concept GR-HEV」と「Concept CA-MiEV」を公開した。
Concept GR-HEVは、スポーツ・ユーティリティ・トラックのコンセプトカー。「GR」は「Grand Runner」の略で、「先進技術により壮大な大地を力強く走り抜けるという意味」としている。
5420×1930×1775mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3000mmのボディーに、2.5リッターのクリーンディーゼルエンジンとモーターを組み合わせた1モーター式で、FRベースのディーゼルハイブリッドシステムと、AC給電装置を搭載する。
4WDシステムには、2H、4H、4HL、4LLの4モードを選べる「スーパーセレクト4WD」と、4輪の駆動力と制動力を制御する「S-AWC」を組み合わせた、次世代システムを採用した。
このほか、予防安全技術e-Assistも搭載する。
Concept CA-MiEVは、将来のEVのコンセプトカー。「CA」は「Compact and Advanced technology」の略で、「コンパクトサイズの車体に先進EV 技術を搭載しているという意味」としている。
ボディーサイズは4050×1775×1550mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2550mm。重量は1300kg。5人乗りのFF車としている。
モーター・インバーター・充電器を一体化して電気ロスを低減する軽量タイプのEVコンポーネント、エネルギー回収効率を向上させたフル協調回生ブレーキ、磁界共鳴式非接触充電装置で構成する高効率EVシステム、28kWhの高エネルギー密度バッテリーを採用。ボディーの軽量化と空力性能と併せて、航続距離300kmを実現する。モーターの出力は80kW。
空調や充放電はスマートフォンやタブレット端末からリモート操作可能で、盗難時などにGPSで車両位置を補足するするリモートトラッキング機能、ECO運転アドバイス機能、予防安全技術e-Assistを搭載する。