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ケンウッド、「彩速ナビ」にHUDを組み合わせた「MDV-737HUD」

ルームミラー取り付け式のHUDを使用

MDV-737HUD
2013年5月中旬発売

オープンプライス

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのヘッドアップディスプレイ(HUD)付属SSDナビ「MDV-737HUD」を5月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25万円前後。

品名型番店頭予想価格発売時期
ヘッドアップディスプレイ付属地上デジタルTVチューナー内蔵DVD/USB/SD AVナビゲーションシステムMDV-737HUD25万円前後5月中旬
HUDの表示は1万5000カンデラの輝度を持ち、ディマーセンサーによって自動的に輝度調整してくれる

 彩速ナビゲーション「MDV-737DT」をシステムの基本に使う「MDV-737HUD」では、JVCケンウッド独自のLCOS(Liquid Crystal On Silicon:反射型液晶)方式による表示デバイス「D-ILAデバイス」をHUDユニットに採用。高解像度で階調表現が豊かと言うD-ILAの特長を生かし、文字や模式図、高解像度の画像表示などをHUDで実現している。

 設置はルームミラー取り付け方式となっており、同梱する2種類の取り付け金具、スライド機構などによって幅広い車種に対応。さらに、光学ユニット/コンバイナを反転させることで左ハンドル車でも使用可能となる。

 HUDには「ドライブサポート表示」として、右左折の矢印表示、3Dの交差点イラスト表示、ハイウェイエントランスガイド表示、JCT(ジャンクション)の分岐表示など、運転中に重要度が高い情報を厳選し、安全性を重視しながら表示する。このほか、「MDV-737DT」の地図データには、「2012年秋データ」を収録するバージョンアップソフトが付属している。

 HUDユニット部のサイズは282×145×91.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は308g。

 マップ機能については、インクリメントPの全国主要道路の傾斜データ「全国主要道高低差データ」を自車位置測位として採用。全国主要道路約140万個所の傾斜データをインストールし、3Dジャイロセンサーとの併用で自車位置を測位する。また、大型主要道路の開通予定情報をあらかじめ地図データベースに格納しており、予定どおり新設道路の開通があった場合は新しい道路データの表示をはじめ、ルート検索も利用可能となる。

 そのほかiPhoneとカーナビを接続して、地図画面のリモート操作や目的地設定などができる無料アプリケーション「NaviCon」にも対応する。

(佐久間 秀)