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「第16回組込みシステム開発技術展」などを写真でリポート

「DIAFINE」メーターパネルを搭載した「カワサキ GTR」などが展示

IT関連専門展示会「Japan IT Week 春」開催中
2013年5月8日~10日開催

 IT関連専門展示会「Japan IT Week 春」が5月8日~10日までの間、東京ビッグサイトで開催されている。主催はリード エグジビション ジャパン。会場ではスマートフォンやクラウドコンピューティングなどをテーマにした多数のIT関連展示会が同時開催されているが、ここでは「第16回組込みシステム開発技術展」及び「第3回スマートフォン&モバイルEXPO」の中からクルマに関連した展示を中心にリポートする。

第16回組込みシステム開発技術展

三菱電機は7日に発表したインテリジェントGUI搭載TFT液晶モジュール「DIAFINE(ダイアファイン)」の実物を出展。重機をイメージしたパネル構成
実際に液晶モジュールを搭載した「カワサキ 1400GTR」も参考出品。パネルはグラスボンディング加工などにより直射日光を受けても問題なく視認が可能
メーターを表示したところ。画面左側の緑色部分はウィンカーが点灯していることを示すもの
メーターにリアカメラを表示したイメージ
メーターのデザインを変更したところ
船舶での利用をイメージしたものも参考出展
ルネサステクノロジが展示した自動車ライティングソリューションのデモ。PWM制御でライトを制御する様子を見ることができる
ルネサステクノロジ「R-Car H2」を使ったカーインフォテイメーションソリューション。「R-Car H2」が搭載するグラフィックスコア「PowerVR G6500」を使った3Dアプリケーションや動画再生をデモ
ブレインズが参考出品していた自動車のナンバープレートを自動的に読み込むシステム。TIの画像処理チップ「DM8127」を使ったシステムで走行中の車載カメラから対向車線の車両を撮影しても問題なくナンバープレートを読み取れる様子をデモしていた。独自のアルゴリズムで高速化を図っているという
ユビキタスはAndroid搭載ナビの高速起動ソリューションなどを展示。ケンウッドの「彩速ナビ」にも採用されている。電源投入から数秒でナビを操作可能
こちらは参考出品されていたリアカメラの起動を高速化するデモ。エンジンスタートから2秒程度でリアカメラの映像が表示される
村田製作所による高精度傾斜センサモジュールを使ったデモ。クルマの模型にセンサーを搭載し、傾きを検出する様子を見ることができる
複数の車載モニタにスマートフォンから動画を送信して再生するデモ。再生元の端末から3台のモニタに動画が転送されているが全て同期して再生されるため違和感がない

第3回スマートフォン&モバイルEXPO

ゼンリンが参考出展していた「いつもNAVI[ドライブ] for Honda」。ホンダ「N ONE」に搭載された純正ディスプレイにスマートフォンのナビゲーションアプリの画面や音声を表示できる。このほかHTML5に対応する「いつもNAVI on HTML5」も参考出品していた
ミックウェアのiPhoneアプリ「G:O Hybrid Navi」(5月発売予定)。高速道路走行中や夜のドライブなど、全12シーンに好きな曲をプリセットすることでドライブ中の状況変化に応じて自動的にBGMを再生できる「ドライブシンクロナイザー」機能を搭載
インクリメントPのiPhoneアプリ「ドライブ にゃん賊団」。ドライブ中にこのアプリを起動しておくことで、地図上にランダム配置されたお宝アイテムなどをゲットし、ドライブ後にモンスターとのバトルなどを楽しむゲーム

(清宮信志)