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独ポルシェ、WEC/ル・マン24時間に投入する新型車「LMP1スポーツプロトタイプ」をシェイクダウン

2014年シーズンから投入

ポルシェAGのマティアス・ミューラー取締役社長らと「LMP1スポーツプロトタイプ」
2013年6月12日(現地時間)発表

 独ポルシェAGは6月12日(現地時間)、ドイツ・ヴァイザッハのテストコースにおいてWEC(世界耐久選手権)/ル・マン24時間に投入する新型車「LMP1スポーツプロトタイプ」の初テストを実施したと発表した。

 1998年にル・マン24時間を制して以降、ポルシェはワークスチームとしてLMP1(ル・マンプロトタイプ1)クラスから撤退していたが、2014年にLMP1クラスへ復帰すべく、レーシングマシンを新開発することを2011年に発表していた。

 車両の詳細は明らかになっていないものの、テストではポルシェのワークスドライバーであるティモ・ベルンハルト氏が一連の性能チェックを実施しており、「すでにこの車両からは素晴らしい感触を得ることができた」と感想を述べている。

 また、ポルシェAGのマティアス・ミューラー取締役社長は、「エンジニア達は、今日ヴァイザッハのコースで初めてテストされた新型LMP1カーを何もないところから設計するだけでなく、レギュレーションの枠内で数多くの新たなテクノロジーを応用することができました。これは将来的に、公道仕様車両のお客様のメリットになります。このように、ポルシェの1台1台に、レーシングカーのテクノロジーが息づいているのです」とコメントを発表している。

(編集部:小林 隆)