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ダイハツ、「ミラ イース」をマイナーチェンジ、燃費33.4km/Lを達成
衝突回避支援システム「スマートアシスト」搭載グレードを設定
(2013/8/19 18:53)
ダイハツ工業は8月19日、軽自動車「ミラ イース」をマイナーチェンジして発売した。価格は徹底した原価低減活動により、従来から入口価格を5万円値下げした74万5000円~128万円とした。エコカー減税により全グレードとも自動車取得税と自動車重量税が免税(100%減税)となる。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 | スマートアシスト |
---|---|---|---|---|---|
D | 直列3気筒 DOHC 0.66リッター | CVT | 2WD(FF) | 745,000円 | - |
L | 890,000円 | - | |||
L“SA” | 940,000円 | ○ | |||
X | 1,000,000円 | - | |||
X“SA” | 1,050,000円 | ○ | |||
G“SA” | 1,180,000円 | ○ | |||
Lf | 4WD | 990,000円 | - | ||
Lf“SA” | 1,040,000円 | ○ | |||
Xf | 1,100,000円 | - | |||
XF“SA” | 1,150,000円 | ○ | |||
Gf“SA” | 1,280,000円 | ○ |
すでに7月に発表されているとおり、今回のマイナーチェンジでは同社が推し進める「e:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)」をさらに進化。
具体的には、パワートレーンでは再循環させる排出ガスの温度を低減させる役割を持つ「クールド i-EGR」を採用するとともに、フリクションロスの低減を目的とした低フリクションチェーンの採用や、CVT制御の見直しなどが図られた。
また、アイドリングストップシステム「eco IDLE」の改良を行い、停車前約11km/hからアイドリングストップが可能になったほか、発電効率の高い高性能オルタネーターを採用し、減速時の発電量をより高めて加速・走行時の発電を一層抑制させている。
さらにエクステリアでは、走行風をスムーズに後方へ流す「エアロコーナー」をフロントバンパーに採用したほか、フロントアンダーカバーやローダウンサスペンションを2WD車に装備。さらに4WD車では燃費向上を図るため、リアディファレンシャルギヤの改良が行われている。
これらにより2WD車のJC08モード走行燃費は、ガソリン車でトップとなる33.4km/Lをマークしている(4WD車は30.4km/L)。
このほか、低速域衝突回避支援ブレーキ機能、誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能、VSC&TRCの機能を備える衝突回避支援システム「スマートアシスト」を新たに採用するとともに、60km/h以上で走行中に強くブレーキを踏んだ際、ブレーキランプの点灯と同時にハザードランプを自動で点滅させる「エマージェンシーストップシグナル」を全車に標準装備。
また、サスペンションにチューニングを施して乗り心地やハンドリングの手応えを向上させたほか、デザイン面ではフロントまわりのデザイン変更、リアコンビネーションランプのクリアクリスタル化、インパネセンター部を中心に質感の向上などが行われている。