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「キャラホビ2013 C3×HOBBY」リポート(働く機械編)
ガルパンの戦車道効果に続いて、艦これもブレイク
(2013/9/9 13:39)
キャラホビ2013 C3×HOBBYで一般初公開された「シャア専用オーリス」市販車モデルは先の記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130909_614602.html)でお届けしたが、本記事ではキャラホビリポート第2弾として、それ以外の主な展示についてもご紹介していく。
僚誌のPC Watchなどでも既報(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130827_612601.html)のとおり、8月27日に発表されたキヤノンのインクジェット複合機「PIXUS MG7130」には、「RG(リアルグレード)1/144 MS-06Sシャア専用ザクVer.GFT」をモチーフにしたバンダイ監修のデカールが付属する“シャア専用”モデルが用意される。キヤノンオンラインショップ限定で500台が9月27日から販売予定だ。
実際に出荷されるのは“シャア専用”のカスタマイズキット付きのレッドのみだが、ブース内には特別展示として他のホワイト、ブラック、ブラウンに「機動戦士ガンダム」のデカールを貼ったモデルが出展された。ホワイトは言うまでもなくRX-78-2のガンダムで、ブラックは“黒い三連星”でおなじみのMS-09 ドム、ブラウンはMSM-04 アッガイをそれぞれモチーフとしている。プリンタと一緒に、それぞれのガンプラも展示された。
同ブースには、このPIXUS MG7130で出力された1/1スケールのMS-06S ザクIIの頭部が掲げられた。出力枚数はA4用紙で289枚とのこと。ディテールのデザインはカトキハジメ氏。来場者には1日数回用意されているセッションでこのステージに立って撮影し、その写真をPIXUS MG7130で出力してくれるサービスが行われた。プリントサービスはないが、セッション時間外は自分の持つカメラやスマートフォンなどで撮影することもできた。キヤノンではこの創通、サンライズとのコラボレーションを「PIXUS×GUNDAM PROJECT」の第1弾と位置づけており、今後の展開も期待される。
キャラホビでは恒例の「まりたん×自衛隊×在日米軍」による合同展示ブース。まりたんは、ホビージャパンが展開する「魔法の海兵隊員ぴくせるまりたん」の主役キャラクター。萌えミリタリーのジャンルでは、ストライクウィッチーズやガールズ&パンツァーよりもはるか以前より存在している。ちなみに、コミックマーケットでは、周辺状況に応じた安全保障をマンガをまじえて分かりやすく解説する同人誌を毎回頒布しており、この同人誌の入手は筆者におけるコミケのルーチンワークの1つともなっている。この合同展示ブースは、展示される自衛隊の特殊車両が毎回違うほか、在日米軍の軍楽隊による音楽演奏なども行われている。
ガールズ&パンツァー関連製品はさまざまなブースで展示されている。クレーンゲームなどのプライズ製品を扱うバンプレストは、今後登場するグッズを中心に展示した。特に注目を集めそうなのは、クレーンゲームと言えばぬいぐるみの「ボコられぐま」。このキャラクターは、主役の西住みほが自室にコレクションしているぬいぐるみ。劇中の室内描写で大量に登場する。ファンならおさえておきたいところだろう。ゲームセンターなどには9月の登場を予定している。また11月登場のパスケースや、参考出展の「ちびパンツァーフィギュア」なども展示された。
ホビージャパンのブースには、戦車プラスチックモデルの作例が展示されていた。
タミヤのブースは、ミニ四駆のコースを使った実演や競技会などがメインだが、戦車のスケールモデルも作例が展示されている。
ガルパン関連の製品として水着を含むキャラクターフィギュアの展示も紹介したい。ボークスのキャラグミンシリーズで、会員限定で提供される秋山優花里と、みほの姉の西住まほ。店頭向けには、聖グロリアーナ女学院のダージリンも展示された。また、電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画で、西住みほの水着フィギュアも製作される。
そして、2013年4月にブラウザゲームとして、DMM.comと角川ゲームズがサービスを開始した「艦隊これくしょん」が、この先のホビーイベントで次第に目立つようになることは疑いようがない。タミヤブースには1/700スケールで統一されたウォーターラインシリーズの作例が展示されていた。
「艦隊これくしょん」は、軍艦を美少女にしたブラウザゲームで、擬人化されているものは美少女フィギュアとして企画が進むいっぽうで、艦船そのものはガルパンのように史実に近い形でリアル路線に進む可能性が高い。ゲーム中で、戦艦航空母艦、巡洋艦、駆逐艦といった船種がでてきても、美少女化されているがゆえに、それぞれのスケール感は掴みにくい。1/700スケールで統一されたウォーターラインシリーズで比較すると、戦艦や正規空母の大きさが実感できる。フィギュアはワンフェスに続いて企画は発表されているものの、まだイベントでの展示にサンプル等は出てきていない。
(C)創通・サンライズ